2013.4.4
3月13日 日本列島一斉避難訓練(シェイクアウト)プロジェクトレポート
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3月13日 日本列島一斉避難訓練(シェイクアウト)プロジェクトレポート

gooスマホ部編集部
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大切な人を守るためにできること―――
去る3月13日、全国小中学校や医療機関など計70施設、総勢900人が一斉避難訓練を行いました。その名も「日本列島一斉避難訓練(シェイクアウト)プロジェクト」。「シェイクアウトプロジェクト」とは、2008年アメリカのカリフォルニアで始まった地震防災訓練。参加者がその場で実際に地震が起きたときの基本的な安全行動(姿勢を低く、頭を守り、じっとしている)をとり防災意識を高めることが目的とされています。今回、北海道から沖縄までの学校や病院を対象に全国規模で行うのは、日本初の試みとなりました。
企画は、千葉大学特命教授・鈴木敏恵さん主宰のシンクタンク「未来教育ビジョン」。“その瞬間の行動”をフィードバック・共有し、避難力をあげる!という考えにgooスマホ部もいたく共感。何かできることはないかと考え、当日のデモ機としてスマホを島根県奥出雲町立八川小学校に貸し出させていただきました。





スマホが届いた後、八川小学校では職員全員でスマホ教室を開催したそうです。使い方に始まり、当日、アプリ「LINE」にて情報を共有しながらスマホで避難指示を行うことから、LINEの使い方も併せて行ったそう。





いよいよ当日。職員全員スマホを手にしていたのは、八川小学校のみ(もちろん、フィーチャーフォンでも十分対応可能です)。14:30鈴木敏恵さんがUStreamでプロジェクトの様子を生中継。




UStreamのもよう

全国の参加校に対し、「震度6の地震が発生」と一斉メール配信。「揺れが収まりました」「二次災害の恐れがあります」など、同時刻に同じ情報を発信しました。
参加校の職員や生徒達はそれらをもとに、それぞれの状況に応じて避難行動をとりました。職員全員がスマホを所持した八川小では、地震発生後の「停電」を想定し、校内各所で子どもたちと授業などをしていた先生間でスマホのLINEで情報をやり取りする、画期的な訓練となりました。








避難の様子想定地震発生時  





当日、八川小学校でやりとりされたLINE投稿

訓練後、コミュニケーションシステム「Clica」で参加校は以下情報をフィードバック。・その瞬間(地震発生時)の行動は?・あなたがイメージした二次災害とは?・訓練終了のとき、どこにいましたか? 
例えば、「あなたがイメージした二次災害とは?」という質問に対し、東京都板橋区の中学校からは「学校周辺は民家が多く、大きな商店街もあるため、飲食店からの火災が一番に考えられる。校内では、家庭科室からの出火も」といった具合に返答。それに対し、「思考、判断、行動、指示誘導の言葉」などの対話型コーチングで鈴木さんが実施。
こうしてフィードバックをリアルに参加校やユーザーに伝えることで「価値ある知」が伝わる機会となったと、全国の参加者から感想を得ました。






今回のシェイクアウトの成果は、4月中に公開予定とのこと。スマホ部でも紹介していきます!
訓練終了後、八川小学校・若槻徹校長先生からはこんなコメントを頂戴しました。


スマホを手にする八川小学校の職員の皆様

この度はスマートフォンをお貸しいただき、心より感謝申し上げます。
お蔭様で、“職員全員がスマホを片手に避難訓練”という画期的な取り組みを実施することができました。
職員みんなが情報を共有するツールとして活用が広がっていくように思いました。また、校内のICT活用の気運を盛り上げたり、若い先生がベテランの先生に教えるという機会にもなり、事前の教員研修も楽しく行うことができました。

こうしたリアルで挑戦的な訓練なくして現実の災害に対応できるようになることはありません。人の命を守る立場の人は、学校や医療施設に限りません。周囲の方と「今できること」を話し合ってみるだけでも、意識は変わっていくのだと思います。鈴木敏恵さんは「大切な人の命を守る立場の人、教師や看護師、特に校長先生や師長などリーダはスマホなどを常にポケットに。危機管理のためには情報意識を普段からもつことが最も大切です」と提案されました。
次回シェイクアウトプロジェクト開催は9月13日とのこと!お問い合わせは、mirai.bosai@gmail.comまで。
<取材協力先>
八川小学校鈴木敏恵
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