2014.2.27
新幹線に乗っていても会社のパソコンにアクセスできる!? 新しいモバイルワークツール「MobileCockpit(モバイルコックピット)」に注目! ~NTT R&Dフォーラムレポート
2014.2.27

新幹線に乗っていても会社のパソコンにアクセスできる!? 新しいモバイルワークツール「MobileCockpit(モバイルコックピット)」に注目! ~NTT R&Dフォーラムレポート

gooスマホ部編集部
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NTTは2月13~14日と最新の技術・開発成果を紹介する「R&Dフォーラム2014」を三鷹のNTT武蔵野研究開発センタで開催しました。今年のテーマは「Co-Innovation ~あなたとともに、未来を創る R&D~」。数年後は私たちの生活でも使われているかもしれない未来の技術を、研究者の方々から直接お話を聞ける、ということで、さっそくスマホ部でも取材してきましたよ!

取材した14日は、朝から雪!それにも関わらず、たくさんの方々が来場されていました。












それでは、さっそく気になる技術をピックアップしてご紹介します。

スマホから会社PCにアクセスできる!? 「Mobile Cockpit」
ユーザエクスペリエンスエリアで賑わっていたブースのひとつがこちらの「Mobile Cockpit」。この技術は、スマホやタブレットから会社のパソコンにアクセスして、デスクトップに置いてある資料やメールを見たり、修正できたりする、働くビジネスマンの強い見方になってくれる技術なのです。






外出先のちょっとした空き時間や移動時間に会社のメールをチェックしたいのに、途中で電波が途切れてしまって読めない!そんなトラブルはビジネスマンには良くあることですよね。欲しい資料が手元にないので会社に電話してメールで送ってもらったり、自分のPCにしかない資料の場合は諦めてしまったり。ちょっと確認したいことが容易にできないって、意外とストレスになりませんか?

そんなビジネスマンの強い味方になってくれるのが「Mobile Cockpit」なのです。会場で開発者のNTTメディアインテリジェンス研究所 野田喜昭さんにお話をうかがうことができました。





 
「実は、Mobile Cockpitを開発したきっかけは、私の通勤時のストレスを解消したい、という思いからでした。私は京急線を使って研究所まで通っているのですが、京急線はトンネルが多く、ブツブツと回線がよく切れてしまうのです。これでは、貴重な移動時間に資料ひとつも確認できない。何とかならないものか、という思いがMobile Cockpitの原点なのです」

―なるほど、ご自身の経験がきっかけだったのですね!「Mobile Cockpit」で出来ることをもう少し詳しく教えてください。
「Mobile Cockpitは、ひと言で言うとモバイル環境でも会社のPCが操作できる、ということです。言葉にすると簡単に聞こえますが、実は様々な問題をクリアしなければなりません。まず、モバイル環境は通信の不安定な場所がまだまだありますし、スマホやタブレットは画面が小さい。リモートデスクトップは会社PCの操作は何でもできるが、その分安定した通信と大きな画面が必要となります。Mobile Cockpitでは、ファイルやメールの閲覧・編集に機能を絞ることでモバイル環境での操作を快適にしているのです。」

―外出先ではそれで十分ですね。
「機能を絞ることで、通信の負荷も軽くなります。また、Mobile Cockpitはファイル送信時にデータを暗号化し、自動分割・結合の技術を採用しています。トンネルの多い新幹線や電車でも一瞬だけ通信が繋がればファイルを取りにいけますし、途中で切れてもまた最初からやり直しではなく、自動で再開してくれます。一度指示を出せば、不安定な通信環境でも必要なファイルが取得できるのです」






 
-リモートデスクトップやオンライン・ストレージとは全く違うのですね。
「はい。リモートデスクトップは、データを転送し続けるので、通信環境が安定していなければ思うように使えない場合もあります。またオンライン・ストレージは、出張先などで急に会社のPCにある書類を確認したくても、オンライン・ストレージ上にファイルがなければ確認できません。オンライン・ストレージの場合、インターネットが繋がればどこでもアクセスできる点は便利ですが、パスワードが洩れてしまうと、第三者に見られてしまう心配があります。その点、Mobile Cockpitは認証した端末しかアクセスできない仕様なのでセキュリティ面でも安全といえるでしょう」

―ビジネスにとってセキュリティは重要な問題ですよね。その辺をもう少しお話していただけますか?
「先ほども言いましたが、入手したデータ以外にも、キャッシュやデータの入手経路、そしてサーバ側も全て暗号化しています。また、スマホ・タブレット側に溜まったキャッシュは設定した期間がくれば暗号情報も含めて自動で消去される仕組みになっています」

―ということは、スマホ・タブレット側にはファイルの形跡が残らないのですね。これなら万が一のときも安心ですね。
「Mobile Cockpitは、出張が多い方、営業や現場作業など“外”で仕事をする方々を想定しています。現在、ほとんどの企業はセキュリティルールに則っていますが、それだと外で仕事をしている人は効率よく仕事ができない場合が多いと思います。セキュリティルールは大事ですが、がんじがらめにしてしまうと、シャドーITという危険な情報持ち出しを助長させてしまう事もあるのです。必要な情報を持ち出さなければならない可能性は必ず出てきます。そのときの選択肢の一つとしてMobile Cockpitを選んでもらえれば嬉しいですね」





 
―他の使い道は何かお考えでしょうか?
「実はこの2日間、色々な方々より、災害時に使えそう、アルバイトなど短期雇用の社員との共有ツールに使えそうなどアイディアをいただいております。Mobile Cockpitのほとんどの機能はエンジン(ミドルウェア)で実装しているので、UIのカスタマイズが可能です。いただいたご意見を元に、業種、企業によってパッケージ化できるように更なる開発を進めていこうと思っています」


実際にデモマシンを使ってみたのですが、通常の通信下であればデータ取得はあっという間!Windows OS、MacOSのパソコンにもアクセスでき、Android、iPhone、iPadとツールを選ばないのもユーザとしては嬉しいところです。
 
インタビューの中で、Mobile Cockpitの開発にGoogleのオープンソース「J2ObjC」を採用したというのも、注目ポイントでした。この「J2ObjC」は、Android用に開発されたJavaのソースコードをiOSプラットフォーム向けのObjective-C/C++に変換する技術で、Web、Android、iOSアプリケーションと異なるコードベースを扱うアプリ開発にはぴったりの技術だとか。これまではAndroid、iOSと別々にアプリ開発していると思っていましたが、「J2ObjC」のようにコストパフォーマンスのいい開発方法ツールがあるとはちょっと驚きですよね。
新しいモバイルワークツールの「Mobile Cockpit」。今後の展開が楽しみです。

「Mobile Cockpit」について、使ってみたい、興味のある方は、こちらのお問い合わせ先までアクセスしてください。
■「Mobile Cockpit」に関するお問い合わせ先





数年後にはみんな使っているかも?!スマホ最新技術をピックアップ
「R&Dフォーラム2014」はでスマホ絡みの最新技術もいくつかありましたので、ご紹介します。

東レとNTTが共同開発。着るだけで心拍数などがわかる新繊維素材「hitoe」






1月30日に記者発表された「hitoe」も展示されていました!この「hitoe」は生地にセンサーが仕込まれており、心拍数や心電波形といった生体情報を検知することができる新しい繊維素材なのです。これを着てバトミントンやサッカーなどの激しいスポーツをしてもデータがきちんと取れるとか。計測したデータはBluetoothでスマホに送って残せるそうです。心拍数以外にも、ストレス分析、波形モニタなども計測できるので健康管理にも役立ちそうな技術ですね。







ちなみに、こちらは血流の流れを計測するツール。こちらは指先にセンサを装着してBluetoothでスマホにデータを送信します。正常時、運動時の血流の流れを計測することで心臓への負担などを計測できるそうです。ちなみに、冷え性かどうかもわかるようですよ。

しゃべってコンシェルのその先は、心理面でユーザをサポートする「パーソナル・コンシェルジュ」






こちらは次世代のコンシェルジュサービスのデモマシン「パーソナル・コンシェルジュ」。ドコモのスマホに入っている「しゃべってコンシェル」は、スマホに話しかけることによってスマホが何かしらのアクションを起こしてくれるのですが、「パーソナル・コンシェルジュ」は、対話の内容からユーザの趣味や好みを理解して、会話をしてくれる、というものでした。






一緒にテレビを見て盛り上がったり、一緒に勉強すると励ましてくれるとか!実際にデモマシンを使ってみたのですが、一緒にテレビを見ながら「ねえ、どうして?」と質問してきたり、質問に答えてあげると「へー」と反応したり、とまるでパートナーのよう。人の気持ちに寄り添った「パーソナル・コンシェルジュ」、実際に使える日が待ち遠しい技術です。

撮影できなかったのですが、8Kの高精細な映像を地球の裏側であるブラジルから送るという実験「国際IP網を用いたスーパーハイビジョン 8Kロバスト伝送 ~ブラジル-日本間の長距離 IP 伝送を高信頼に実現する超高臨場感映像配信技術~」もすごかったですよ。今話題の4Kテレビの上を行く高精細なスーパーハイビジョン8Kの画像はまるでその場にいるようなリアルな映像でした。これが実現すると、8Kのスーパーハイビジョンのパブリックビューイングができるそうです!スポーツ、コンサートなど、新しい楽しみ方が増えそうですね。

このほかにも、これが実現するとローミングの設定をしなくても海外でWi-Fiが使える「Wi-Fi国際ローミングにおけるSIM認証」や、4Gの次を行く「次世代移動通信システム5G」の紹介など、あと数年で実用化されそうな技術でいっぱいでしたよ。

展示内容の詳細は、「R&Dフォーラム2014」のサイトをご覧ください。


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