2014.6.9
端末代込みで月額2,980円! イオンスマホって本当におトクだったのか?
2014.6.9

端末代込みで月額2,980円! イオンスマホって本当におトクだったのか?

gooスマホ部編集部
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4月4日より全国限定8,000台で発売されたイオンのスマートフォン。端末代込みで月額2,980円!しかも通話(090/080番号から発信)ができるとあって、インターネットでは大きな話題となっていました。※2014年6月現在、8,000台は完売。

料金面が注目されて、実際に「できる事」と「できない事」が分かりにくい状況になっていると思います。そこで、今回はドコモの新料金プランと比較しながら、イオンスマホのプランをgooスマホ部が読み解きます。

イオンスマホは「通話ができる」がウリですが、通話料は月額2,980円に含まれていない!!

ドコモをはじめ、auやSoftBankなどキャリア系のスマホをお使いの方は毎月6,000円~7,000円ぐらいお支払いしていますよね。そういう方からすると、月額2,980円はとっても魅力的です。ただし、今のスマホを解約して、イオンスマホのような格安スマホと格安SIMのセットにしようと思っている方はいろいろと注意が必要のようです。

料金を比較すると具体的に見えてきます。
(私がドコモを17年使っているので、このケースをサンプルとして進めていきます)

【料金プラン概要】
プラン ドコモ イオン      カケホーダイ+データSパック
通話スマホ SIM for Nexus4内訳通話定額2,700円(カケホーダイ)


1,560円 パケット料金3,500円
(データSパック)
ISP料金300円
通話料金なし20円/30秒 端末代金選択したスマホによる
1,420円/月×24回データ通信オプションなし
詳細別表月々サポート選択したスマホによるなし割引キャンペーン▲600円
(「ずっとドコモ割」15年)なし月額合計金額5,900円/月
(上記に月々サポートを差し引いた端末代金がかかる)2,980円/月
(各種データ通信オプション選択時の利用料と、通話料金がかかる)

もっとも大きな違いはイオンスマホの場合、音声通話料が30秒ごとに20円かかることです。また無料通話が用意されていません。30秒あたりの通話料金は、定額ではなかった頃のドコモと同じ金額。そういえば、無料通話を超えないよう工夫したり、無料通話の時間帯を狙ったりして電話をかけていましたよね。

イオンのスマートフォンのページにも記載されていますが30分で1,200円かかるので、長電話する人は電話料金が安くなるサービスを活用するのが賢明でしょう。


イオンスマホの通信速度は200kbps!LINEはOK。動画は?

通話料金を比較したので、次はパケットプランの詳細に目を向けましょう。

【パケットプラン詳細】

プラン ドコモ イオン カケホーダイ+データSパック
通話スマホ SIM for Nexus4パケット通信料制限2GBまで
なし通信速度150Mbps200kbps速度制限解除料金1GB毎1,000円なしメールサービス〇×データ通信オプション-3GB 高速データ通信オプション:1.560円/月
ターボチャージオプション:100MB:300円、500MB:1,200円LTE通信〇〇
※データ通信速度は選択したプランの最大速度です。

イオンスマホのプラン(月額2,980円)は、常時200kbps。台数も8,000台限定でした。これは値段を優先するために、速度と利用者数を絞ることによって実現させていたのではないかと思います。ただ、200kbpsというデータ通信速度では、YouTubeをはじめとしたインターネット動画をパケット通信で再生するのは困難。そのことはイオンスマホの説明ページでは、YouTubeなどの動画再生はできない、と明記されていました。

では、200kbpsだと何ができるのかというと、テキストメールやTwitter、LINEなど。これらに関しては問題なく利用できます。

イオンスマホは高速通信が可能な「3GB高速データ通信」と「ターボチャージ」をオプションで用意。前者は月額1,560円で3GBの高速通信が可能となっており、後者は300円で100MB、1,200円で500MBの高速通信を任意でON/OFFできるプランとなっています。

しかし、今回のイオンスマホでセットになっているNexus 4はLTEに対応していないので、上記のプランを利用しても、最大150Mbpsのデータ通信は体感できません。イオンスマホに限らず、格安SIMを選択する場合は、スマホの選択も大事なポイントになってきます。

今回のプランでは、ドコモのパケットプランと比較して選べる内容が少なく、利用可能なデータ通信量もやや少なく感じることでしょう。料金をとるか?快適さをとるか?ここが格安SIMや、ドコモなどのキャリアを選択する際の大きな分かれ道になってきそうです。


イオンスマホもMNPできるけど、初心者にはハードルが高い?

イオンスマホのサイトにも記載されていましたが、MNPで今使っている番号をそのままイオンスマホで使うことも可能。ただし、申し込みをしてから4日前後かかったようで、その間、代替機もないため、仕事などで使っている人はちょっと厳しかったのではないでしょうか。SIM等の初期設定も自分でしなければなりません。

また、忘れてはいけないポイントにアフターサービスの違いがあります。イオンスマホの場合、ドコモショップやauショップのように故障などはあったときに対応してくれるショップはありません。そのため故障などがあった場合はウェブでの受付になります。

ドコモをはじめとするキャリア契約では、初期サポートやアフターサービスなども含めての価格設定。高いかもしれませんが、しっかりとしたサポートを受けられます。確かに、イオンスマホをはじめとする格安スマホ+格安SIMのセットは料金が安いので魅力的です。しかし、サポート体制がキャリアと比較して十分でないことや初期設定が必要なことからも、初心者にはハードルが高いと言えます。

イオンスマホと同じような格安スマホ+格安SIMのセットは市場に増えてきています。それを購入する際は、「安いということは、何かしら機能を制限されている」ことを理解した上で決断することをおススメします。設定されているプランに不都合を感じないのであれば、とても安くてお得なセットになりますから。

今回ここで挙げたポイントが、より良いプラン選択の参考になれば幸いです。
※文中の価格はすべて税抜です。


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