2014.10.18
iPad Air 2 に見る、タブレットの正統進化
2014.10.18

iPad Air 2 に見る、タブレットの正統進化

gooスマホ部編集部
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今年一年のご愛顧にお答えして!平成最後の年末感謝セール
日進月歩--この4文字熟語はアップル社にまさにぴったりの言葉です。初代iPadが世に出て4年半がたちますが、その間iPadは破竹の勢いで発展し、世界中のファンを魅了し続けてきました。
9月19日のiPhone 6 / 6 Plus発売からまだ一月も立たない10月16日(日本時間17日)、カリフォルニアのアップル社内にて今回の新製品発表イベントが開催されました。ステージの模様はストリーミングを通して全世界に生中継され、多くのファンが固唾をのんでその発表を見守りました。この記事では待望の新iPadに注目し、前機種との変更点からアップル社の狙いを探りたいと思います。


iPad Air

今回のキャッチコピーは”It’s been way too long”。「長らくお待たせしました!」といったところでしょうか。太平洋標準時間午前10時を過ぎたころ、CEOのティム・クック氏が姿を現しステージが幕を開けました。



CEOのティム・クック氏


新iPadの発表に先立ち、クック氏はこれまでのiPadの功績から入りました。


教育現場で使われるように


「性能が上がり機能が増えるにつれ、アップルですら予想もしなかった場面で使われ出しています」iPadがいかに私たちの教育やコミュニケーションを改革してきたか、クック氏は誇らしげに語りました。



2億2,500万台以上売上


また、その多様な用途の結果として、これまでに世界中で2億2,500万台以上を売り上げたことを発表。新製品の立ち上げから4年間でこれだけの成果は、アップルの多くの製品群の中でもiPadが初なのだそうです。



iPad 1年間での売上台数


この数字のインパクトを可視化するため、1年間での売上台数を他社のPC販売台数(ノートブック、デスクトップなど全て含む)と比較していました。価格帯も違うので異論もある比較かもしれませんが、わずか4年間でここまで浸透したことには驚かされます。



iPad mini Retinは顧客満足度100%という驚異的な数字を記録


そして最も強調していたのが「顧客満足度」です。iPadの顧客満足度は1位であり、なんとiPad mini Retinaに至っては100%という、文字通り非の打ちどころのない顧客満足度評価を得たそうです。
クック氏は問いかけます。「売上も評価も使用頻度も全てNo.1の製品を、更に良くするにはどうしたら良いのか?」
その回答として鉛筆をレーザーで削る動画を流します。


鉛筆をレーザで削る動画


昨年発売されたiPad AirのCMで、鉛筆の後ろに隠れたiPadを取り出すシーンを覚えている方も多いのではないでしょうか。新しいiPadは厚みを削った鉛筆の後ろから取り出すことで、その更なる薄さを効果的に表現しています。




とても薄いiPad


そしてお披露目されたiPad Air 2。iPadの薄さを強調し「見えますか?」と冗談を飛ばすクック氏。
この後はアップル社のマーケティング担当副社長のフィル・シラー氏よりスペックの説明がありました。


驚異的な薄さ
今回の新iPadの最大の特長はその薄さです。ひとつ前のiPad Airに比べ18%も薄くなり、厚さはわずか6.1㎜。「世界最薄のタブレット」と発表していました。 


世界最薄のタブレット

4年間の進歩は目覚ましいもので、なんとiPad Air 2を2台重ねても、初代iPadよりまだ薄いのだそうです。ちなみに初代iPadの厚さは13.4mm。

ディスプレイ
薄さを可能にした新技術の一つはディスプレイにありました。これまで別々のパーツであったカバーガラス、タッチセンサーとLCDを1つのパーツに統合。これにより無駄な空間を取り除くことが可能になり、薄さに貢献しています。


技術の進化で低反射なタブレットへ

また、空気の層がなくなったため内部反射が低減し、更にガラス面にも反射防止コーティングを施したことにより、最も低反射なタブレットになったとしています。ディスプレイサイズは9.7インチ、解像度は2,048x1,536でiPad Airと同様ですが、画質の向上が期待できます。

パフォーマンス



A8X


iPhone 6 / PlusではA8と呼ばれる新しいチップが搭載されましたが、このiPad Air 2ではA8を更に強化した、A8Xが搭載されています。
演算性能は前作iPad Airと比べ約40%向上しており、グラフィック処理能力はなんと約2.5倍も速くなっています。初代Airと解像度は同じなので、この2.5倍の性能はそのまま体感できるはずです。ステージではサードパーティデベロッパによるデモンストレーションが行われましたが、高い処理能力を活かしたリアルタイムの動画編集など、もはやタブレットとは思えないレベルの性能を見せつけていました。

カメラ機能

これまでiPadのカメラはiPhoneのカメラと比較すると一歩引いた性能でしたが、iPad Air 2ではあまり遜色のない性能になりました。解像度はiPhoneと同じ800万画素になり、秒間120コマのスローモーション撮影や、毎秒10コマの撮影ができるバーストモードなどにも対応。1080pの動画撮影も可能です。


iPhoneと遜色のないカメラ機能


iPadをメインカメラとして使うユーザーはあまりいないかも知れませんが、iPadの大画面とカメラを活用したユニークなアプリが多々出ているとのこと。ある意味デベロッパのアイデアが、良いカメラの搭載を後押ししたと言えます。FaceTimeに使われるフロントカメラもリニューアルされました。f値が2.2と明るくなり、背面のiSightカメラ同様、バーストモードが使用可能となっています。

Touch ID
iPadで初めてTouch ID(指紋認証)が搭載されました。これでいよいよiPhone同様、タッチするだけでデバイスのアンロックが可能になります。アプリの購入時にもパスワードの入力が不要になります。


Touch ID(指紋認証)搭載



更に、Touch IDの導入により、Apple Payを使用したオンライン決済が可能になっています。日本での展開は未定ですが、米国では10月20日から開始されるApple Pay。こちらの動向も目が離せません。 
なお、iPhone 6で搭載されたNFCは今回はない模様。Apple Payはオンライン決済のみでの利用となり、実店舗での利用は現在のところNFCを搭載するiPhone 6 / PlusとApple Watchに限定される様です。同時に発表されたiPad mini 3にも、Touch IDが搭載されました。ちなみにiPad mini 3での変更点は色の追加(ゴールド)とTouch IDのみで、その他のスペックはmini 2と変わりありません。

価格
消費者としてやはり気になるのは販売価格。iPad Air 2は容量別に16GB/64GB/128GBの3タイプがあり、またWi-Fiモデルとキャリアの電波をサポートしたWi−Fi+Cellularモデルがあります。アップルストアでの販売価格は以下の通り。 商品名/容量 16GB 64GB 128GB iPad Air 2 Wi-Fi モデル58,104円69,984円81,864円iPad Air 2 Wi-Fi +Cellularモデル73,224円85,104円96,984円iPad mini 3 Wi-Fi モデル46,224円58,104円69,984円iPad mini 3 Wi-Fi + Cellularモデル61,344円73,224円85,104円※すべて税込み
前機種も引き続き販売され、1万円ほど値下げされています。iPad mini 3に関してはTouch IDの有無しか変わらないので、安くなったmini 2を狙うのもアリでしょう。

終わりに
今回、生中継の映像を見ながらFacebookやTwitterにも注目していましたが、各種メディアがイベントの速報をリアルタイムで報じる様子を目の当たりにし、改めてアップルに対する注目度の高さを実感しました。iPad Air 2に関して言えば、「すでに最高の製品をより良くするにはどうしたら良いか」という、アップルならではの難問に対し、奇をてらわず、正統進化という結論で答えたと感じています。
一方、「おまけ」的に発表されたiPad mini 3は、ゴールドの追加とTouch IDの搭載というマイナーチェンジに留まり、CPUもA8でなく、mini 2と同じA7であることは少々残念に感じました。

販売台数に表れているように、iPadはiPhone以上に実は影響度の大きいデバイスだと筆者は感じています。更に持ち歩きやすくなり、パワーアップしたiPad。これに開発者のアイデアがかけ合わさり、見せてくれる未来に胸が高鳴ります。
今年一年のご愛顧にお答えして!平成最後の年末感謝セール

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