2014.11.7
魔法のデバイスとなるか?!話題の指輪Ringを体験してきた
2014.11.7

魔法のデバイスとなるか?!話題の指輪Ringを体験してきた

gooスマホ部編集部
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nova3
皆さんはRingというデバイスを耳にしたことがありますでしょうか。米CNNの「世界を変える10のガジェット」に選出され、クラウドファンディングのKickstarterで88万ドル(約9000万円)もの資金を集める事に成功した、日本発の注目のプロダクトです。


Ring_画像01



10月9日より出荷も開始されていますが、生産が追いつかないとのことで現在4週間待ちの状況。
そんな注目のRingが、10月30日から11月3日の5日間、表参道ヒルズで体験イベントを開催していたので、体験してきました。


Ring_画像02



オープン早々行列が。実機で操作方法の説明を受けてから、中央に移動して実際に照明やTVのオンオフを試せるようになっていました。かなりじっくり試せたので、列の進行は遅いのですが皆さん辛抱強く並んでいました。

何ができるの?
Ringには6軸のモーションセンサーが搭載されていて、はめた指の動きを読み取り、Bluetooth Smartでスマートフォンに送信します。スマートフォン側に予め登録したジェスチャーと合致すると、ジェスチャーに紐付いたコマンドが実行されるという仕組み。
なお、バッテリーの問題で常に動きを監視している訳ではありません。トップの画像に写っていますが、リングの側面に小さなタッチ式のボタンがあり、これに触れると検知が始まる仕組み。その後指を動かし、ジェスチャー認識に成功するとリングに内蔵されたバイブが一回震動、失敗すると二回震動して知らせてくれます。


Ring_画像03



指にはめるデバイスなので、サイズもS/M/L/XLの4種類用意されています。重さはサイズにより14g〜20g。3時間の充電で2日半ほど保つそうです。ちなみに本体の容積の大半はバッテリーに占められているとのこと。

実際に使ってみた!


第一印象は、「意外と慣れが必要」ということ。
ジェスチャーを開始する前に、リング側面にあるボタンに親指でタッチするのですが、ボタンにタッチしてからジェスチャー開始までにムダな動きがあると、その動きも拾ってしまうため、認識に失敗するようです。
例えば上記動画では最初に「→」という極単純なジェスチャーを実行していますが、側面のボタンにタッチした後、少しでも指が上下に動いてしまうとRing側が「→」と認識せず、無効になってしまいます。
更に、ジェスチャー終了後にきちんと制止しないと識別に失敗します。個人的にはボタンタッチ後、ジェスチャー受付開始までラグを持たせるか、もしくは「ボタンに触れている間のみジェスチャー認識」の方が良いかもしれないと思いました。
ジェスチャーの登録は、スマートフォンの画面に軌跡を描くことで行います。が、画面に描いた形状と、Ring経由で実際に送信されるジェスチャーには差異があると思うので、ジェスチャーの登録自体をRing経由で行えると良いかもしれません。
また、まだまだ発展途上ということを承知の上で書きますが、アクティブにできるジェスチャーが最大5つ、というのはさすがに少なすぎると感じます。ジェスチャーの登録自体はいくつでもできるのですが、一度にアクティブにできるのは5つまでで、非アクティブになっているジェスチャーは認識されません。これでは、Ringのプロモーションビデオで提案している未来にはほど遠いと言えるでしょう。

壮大な未来への第一歩
実際試して感じたのは、まだ先は長いということ。ですが、目の付け所は素晴らしいと思いますし、ソフトウェアの改善次第では劇的に良くなるポテンシャルはあると感じました。何より、「指輪サイズのデバイスであらゆるものをコントロールする」という、普通の人であれば夢レベルで終わる話を実際に行動に移し、道半ばではありますが形にしたことに敬意を払わずにいられません。
Ringを開発しているログバーCEOの吉田卓郎氏にお話を伺うことができました。


 Ring_画像04



元々ログバーという会社では、Logbarという社名の通り、バーにいるお客さん同士がコミュニケーションを取れるサービスを作っていたそうです。元来コミュニケーションの促進に興味があり、スマートフォンの台頭によりいつでもコミュニケーションが取れるようになったものの、より簡便なコミュニケーションの方法はないかと模索していたとのこと。そこで思いついたのが、指によるシンプルなコミュニケーション。
「女性は3000文字のメールを受け取るよりも、『愛してるよ』というメッセージを頻繁に受け取った方が嬉しいのではないか」と仰っていたのが印象に残ります。そこからRingのアイデアにつながり、まずは最初のステップとしてデバイスの操作に注力しているそうです。今は「対デバイス」のRingですが、いずれは対人コミュニケーションツールに変貌するかも知れません。
ハードウェア側が検知している生データを見たわけではないので憶測の域を出ませんが、現状の成功率の低さ(筆者の打率は2~3割くらい)は、ジェスチャーを認識するソフトウェア側に原因があると感じます。逆に言えば、ソフトウェアの改善次第で化ける可能性があるということです。 “Shortcut to Everything”の理想が現実のものとなるよう、この日本発のベンチャー企業にこれからも注目していきたいと思います。
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