2015.1.28
ソフトバンクモバイルとワイモバイル含む計4社合併!その影響は?
2015.1.28

ソフトバンクモバイルとワイモバイル含む計4社合併!その影響は?

gooスマホ部編集部
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去る1月23日、ソフトバンクが傘下のソフトバンクモバイル、ソフトバンクテレコム、ソフトバンクBB、そしてワイモバイルの4社を合併し、ソフトバンクモバイルが存続会社になるという、大きなニュースが流れました。


ソフトバンクモバイルとワイモバイル_画像01



中でも注目なのは、ソフトバンクモバイルとワイモバイルが合併することではないでしょうか。同じモバイル関連のサービスを提供している2社が合併することで、現在契約しているサービスの契約形態や料金が大きく変わってしまうのではないか?と不安を抱く人もいるかもしれません。
では実際のところ、今回の合併によってサービスが大きく変わる可能性はあるのでしょうか。現時点で公表されている情報は決して多くないのですが、今回ソフトバンクが発表した内容を見ると、「既存サービスのブランド名は維持し、移動通信サービスは「ソフトバンク」「Y!mobile」の2ブランドで引き続き提供していきます。」と説明がなされています。そうしたことから、合併したからといって直ちに、「ソフトバンク」「Y!mobile」といった2つのブランド展開や、サービス内容を大きく変えることは考えにくいと思われます。
無論、先々のことを考えるならば、ブランドの統一化やサービス内容の変更などもあり得ない訳ではありません。ですが、特にワイモバイルは誕生してからまだ1年に満たない状態であり、急速にブランドやサービス内容を大きく変えてしまえばユーザーに大きな混乱をもたらし、折角獲得してきたユーザーが離れてしまう可能性も少なくありません。それだけに当面は、現在の体制が維持される可能性が高いでしょう。
では今回の合併で、ソフトバンクモバイルやワイモバイルの利用者には、どのような変化が生まれてくると考えられるでしょうか。1つは、キャリアアグリゲーション(CA)による通信速度の高速化です。
CAは複数の周波数帯の電波を束ねてLTEの高速化と通信の安定化を実現する技術であり、昨年auが導入し、下り150Mbpsの通信速度を実現したことで話題となりました。ですが実は、CAで束ねることができるのは、同じ会社が保有する周波数帯の電波のみに限られています。そのため同じグループとはいえ、ソフトバンクモバイルの主要LTE帯域である2.1GHz帯と、ワイモバイルの主要帯域である1.7GHz帯を使ってCAを展開することはできず、ソフトバンクグループはCAによる高速化施策で他キャリアに出遅れていたのです。
ですが今回の合併でソフトバンクモバイルとワイモバイルが一体となり、2.1GHz帯と1.7GHz帯を同じ事業者が取り扱えるようになれば、両周波数帯を用いたCAが実現可能になると考えられます。従って合併後は、両ブランドの端末でCA対応機種が増え、高速化が急速に進む可能性が高いと考えられそうです。
そしてもう1つは、固定通信との“セット割”です。今回の合併では、携帯電話事業を展開する2社だけでなく、「Yahoo! BB」ブランドで固定通信事業を展開しているソフトバンクBBと、固定電話・通信事業を手掛けるソフトバンクテレコムの2社も合併に加わっています。その大きな理由は、NTT東西の光回線サービスの卸売が開始されることで、自社で光回線を用いたブロードバンドサービスを提供できるようになったことにあると見られています。
実際、ソフトバンクは昨年10月31日、ソフトバンクBBがNTT東西の光回線サービスの卸を受けて固定ブロードバンドサービスを提供するとともに、ソフトバンクモバイルがソフトバンクBBのサービスを取り扱い、スマートフォンなどの通信料を一定額割り引く“セット割”を提供すると発表しています。今回の合併はその取り組みをさらに一歩進めて固定・モバイルが一体となったサービスの充実を高めたい狙いがあるといえ、今後はスマートフォンだけでなく、光による固定通信も一体となったサービスの充実が進められると考えられそうです。
こうしたことから4社の合併による新生ソフトバンクモバイルの誕生は、サービスの充実が期待できるという、ポジティブな見方もできるのです。とはいえ先にも触れた通り、現時点で公開されている情報は極めて少ないことから、同社が今後どのような施策を発表するのかに、大きな注目が集まるところです。
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