2015.1.30
ドコモ光、3月1日よりサービスイン
2015.1.30

ドコモ光、3月1日よりサービスイン

gooスマホ部編集部
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1月29日、ドコモ「2015年3月期 第3四半期決算発表」の場で、新サービス『ドコモ光』の発表がありました。単純にフレッツ光を契約するよりも安く、また容量の大きいパケット契約をしている人ほど割引率が高くなるといいます。提供時期は3月1日から。





決算発表会では、加藤薫社長による主要な財務数値の発表がありました。営業利益全体ではマイナスとなっているものの、第3四半期よりも純増数、新規販売数、LTE契約数は増加、解約率とMNP転出数は減少。マイナスの主な要因として、新料金プランや月々サポートにかかった費用の大きいことが挙げられました。ただ、新料金プランによる収支影響のマイナスも12月からは改善トレンドに向かっているとし、これらはiPhone 6シリーズや冬春モデル販売の影響が強いとの見方でした。
そんな微妙な決算発表の中、収支改善の新たな商材として、2つの注目すべき発表がありました。1つは、LTEネットワークの拡大。3月にLTE-Advanced(225Mbps)のサービスインを予定しており、そのため高速対応基地局数を年間40,000局増を目指していましたが、第3四半期末に既に46,200局と、目標を達成。14年度末までには50,000局を目指すとしています。
もう1つの注目は、ブロードバンド環境の提供開始です。NTT東日本、西日本の光回線を借り受け、ドコモが新たなサービスとして提供する『ドコモ光』のサービスが開始されることとなりました。
従来、NTTグループの支配力が高まる恐れがあるとして、ドコモでのブロードバンド提供は法規制されてきましたが、それらが一部緩和されることで可能になったサービスです。提供開始は3月1日ですが、2月16日より事前受付を開始するとのこと。
フレッツ光回線をドコモが提供することで、モバイルとのセット割りが効くようになる、というイメージです。しかも、場合によっては、ブロードバンド料金分が相殺されるほどの割引になることも。ドコモ光では、従来のフレッツ光に対応していたISP全てをカバーするため、乗り換えの際にプロバイダを変える必要がなく、メールアドレスやサイトの変更が不要なところも大きなポイントとなります。また、フレッツ光からの乗り換えは「転用」となり、解約金なしでドコモ光への乗り換えができるのも、従来ユーザーには大きなポイントとなります。
提供モデルは、ちょっと複雑です。1つは「ISP料金一体型」。ドコモ光の料金の中に提携ISPの料金を含むものになります。タイプAは戸建て5,200円/集合住宅4,000円。タイプBは、戸建て5,400円/集合住宅4,200円という価格設定。タイプAとタイプBはISPによってに分かれています。もう1つは、ドコモ光単独型。ドコモ光の料金と別にISP料金がかかるもので、基本的にISP料金一体型よりもISP料金分、高くなるイメージです。これら、割高になる設定は、ISP側から必要であると提案されたとのこと。加えて、ドコモは独自に「ドコモnet」という接続サービスを展開。新規ユーザーの選択肢の1つとして提供を始めます。
以上はブロードバンドサービス単体の料金ですが、モバイルのパケットパックとの併用でお得になります。パケットパックには、新たに「ドコモ光パック」というプランが登場。ドコモ光を使っている人が加入できるサービスで、従来のシェアパックやデータパックの代わりになるものです。例えば月30GBの「シェアパック30」は月額22,500円ですが、「光シェアパック30」では、ドコモ光の料金込みで24,500円。実質2,000円でドコモ光が使える形になります。auのスマートバリューのように2年間だけの期間限定割引ではなく、ずっとこの料金で提供されます。加えて、ずっとドコモ割も加わるため、ここからさらに最大2,000円の割引がつくケースも。そのため、従来と同じ金額を払ったまま、ブロードバンドがタダでついてくる、というような状況も生まれます。
さらに、新規でドコモと契約すると、「光スマホ割」が適用されてよりお得に。2016年3月末までに契約した場合に限ってですが、Xiカケホーダイプランが1年間半額の1,350円、Xiデータプランでは1年間350円の割引となります。割引が適用されない光データSパックや、旧料金プランでも、1年間500円の割引が行われます。こちらは2015年8月末までの加入になります。
ドコモ光の狙いは、単純にブロードバンドのセット割で他社との競争力を高めるだけではなく、移動・固定通信のワンストップ化に加え、新たなホームサービスの実現を視野に入れているようです。ドコモショップにさえ行けば、スマホも家のネットも、契約から保守まで可能になるのは、ユーザーにとってかなり心強いサービスになるのではないでしょうか。
また、ホームセキュリティやスマホと家電の連携などをパートナー企業と共に提供する予定で、2020年の東京オリンピックを契機とした4K8Kテレビ時代の到来に合わせ、同じくコラボレーション企業と共に映像サービスの発展を見据えているとか。それらサービスの前段階として、dビデオやdアニメストアdヒッツなどのドコモのサービスをテレビで楽しめる専用アダプタを4月に提供開始予定としています。
さらに、こうしたテレビからの映像に電子透かしを組み込むといった取り組みを行っています。スマホやタブレットのカメラでテレビを写すことで、スマホ上でメニューを出したり、別アングル映像を受信したり、情報へのアクセスを容易にするなどの「セカンドスクリーン」サービスも実験中とのこと。スマホで撮影した映像をライブでドコモ光回線を通じて、家のテレビで楽しむ、といったビデオコミュニケーションなども予定しています。
会見での発表を見た印象としては、単純に「セットで安いブロードバンド」ではなく、新たなサービスの土壌としてドコモ光を位置付けているように感じました。
加藤社長は、「短期的な収益改善ではなく、中長期的な戦略でいく」としましたが、ドコモ光も単に回線の提供だけではなく、モバイルとの連携で新たなネットワークサービスの形を創出していこうという中長期的な狙いがあるようです。
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