2015.7.18
Twitterの比じゃない!3単語しか書けないSNS「natter」現る
2015.7.18

Twitterの比じゃない!3単語しか書けないSNS「natter」現る

gooスマホ部編集部
gooスマホ部編集部
sim通

powerd by goo Simseller

夏休みファイナルセール
Twitterが登場したばかりの頃、「140文字しか書けないなんて!」と騒がれたものですが、それから9年。140文字も多すぎると言わんばかりのサービスが登場しました。その名もNatter(ナッター)。なんと「3単語しか書けないSNS」なのです。


Twitterの比じゃない!3単語しか書けないSNS「natter」現る


この大変ユニークなSNSの生みの親、Neil Stanley氏がgooスマホ部のインタビューに応じ、ゴールドマン・サックスに務めた後インキュベーター会社を立ち上げ、natterをベンチャーとして始めた経緯等についても教えてくれました。日本のメディア初登場です。

Natterについて ――Natterのアイデアはどこから来たのですか?


Twitterの比じゃない!3単語しか書けないSNS「natter」現る

Natter CEOのNeil氏
数年前に友人の誕生日パーティに参加したのですが、そこで「主賓を3単語で表現しよう」というゲームをやっていたんです。参加者全員がそれぞれ考えて最後に皆の前で読み上げられるのですが、とても盛り上がったんです。これは面白いと思いました。 

――Natterをどう使って欲しいと思っていますか?
Natterのユーザ(Natterer、ナタラーと呼びます)に対して、私たちから特にどうして欲しいとは思っていません。私たちはプラットフォームを提供するだけで、ユーザの皆さんがNatterの方向性を定めていくものと考えています。

――Natterを始めて気がついたことはありますか?
二点あります。Natterを開始して間もない頃、BBCのレビュワーが「たった3単語で実質的な会話が繰り広げられるとは思えない」と話していたんですよ。でも今となってはそれこそがメインのアクティビティになっています。 


Twitterの比じゃない!3単語しか書けないSNS「natter」現る


Natterのタイムライン。とってもシンプル。単語と単語をスペースで区切り、3単語+任意でハッシュタグ(青文字の部分)、というのがNatterの基本。最近のアップデートで画像およびURLの添付にも対応。ユーザには日本人もちらほら。
もう一点は、Natterコミュニティがとても良質なコミュニティに育ってくれた、ということですね。Twitterなどの匿名性が強いSNSは多少ギスギスした部分もありますが、Natterでは既存ユーザが新規ユーザを歓迎するなど、とてもフレンドリーなコミュニティとなっています。

――Natterのユーザプロフィールには「Kudos(名声)」というスコアがありますが、これは何ですか?
Natterでは他のユーザのコメントを「Like(いいね)」することができます。誰かが自分のコメントをLikeする度に、Kudosポイントを稼ぐことができます。Kudosは各ユーザがどれだけリスペクトされているかの指標になるわけです。近い将来、Kudosポイントに応じてバッジをもらえるような仕組みを導入する予定です。

――Kudosのおかげで荒れにくい場になっているのかもしれませんね。Natterではスペースによって単語をカウントしています。日本語は単語区切りにスペースを使用しないので3単語以上打ててしまいますが、これについてはどうお考えですか?※
それはそれで良いと考えています。Natterのポイントは簡潔であることで、日本のユーザにもこのアイデアを受け入れてもらえたら幸いです。英語でも、例えば"I-ate-apple"のように表記して4単語以上ポストするユーザもいますが、特に気にしてはいません。Natterはオープンなプラットフォームであり、結局のところ、かたちはどうあれポジティブなことを書くユーザが評価されるのです。  ※スペースを使用せず3単語以上打ったとしても最大文字数は75文字という制約あり

――Twitterのような巨大SNSでも、マネタイズには苦労しています。Natterではどう収益化していくお考えでしょうか?
現在はコミュニティの構築に全力を注いでいる段階ですが、利用者数がクリティカルマスに達したら収益化を考えなければなりません。私たちは広告でユーザ体験を下げるよりも、有料のプレミアム機能を導入する方がスマートだと考えています。 


Twitterの比じゃない!3単語しか書けないSNS「natter」現る

Natterのオフィス。左からBecky(UX担当)、Alex(マーケティング担当)、Matt(技術責任者) MVPについて ――他社のインタビューで、MVP、Minimum Viable Productsというコンセプトに触れていました。MVPについて教えていただいて良いでしょうか?
MVPとは、製品のコアアイデアを実現する最低限の機能を持った製品のことで、見た目もまだ洗練されておらずバグも残っているような状態のものです。MVPにより、起業家は机上の理論をより早く実際のマーケットで試すことができるようになります。業界では「自分のMVPを恥ずかしく感じなくなったら停滞している証拠」と言ったりしますね。

――MVPはNatterにどう影響しましたか?
MVPのおかげで、最低限の投資で、Natterのアイデアが持つ可能性に気付くことができました。MVP状態のNatterを試した人全員が楽しんでくれて、そのおかげで私たちはこれを進めて良いのだと確信できたのです。

――起業を考えている人にMVPの採用を勧めますか?
もちろんです!アイデアの中にはうまくいかないものもあるので、同じ失敗するならより早い段階で失敗する方が良いですからね。  Alamex Ltd.について ――Neilさんはゴールドマン・サックス(Goldman Sachs)に10年以上務めてらっしゃったそうですが、独立してインキュベーター会社Alamexを立ち上げた動機はなんですか?
私はエンジェル投資家として活動していたのですが、誰も自分が望む形でお金を使わないことに気づいたんですね。それで自分が所有するスタートアップに注力する投資会社を立ち上げ、今のところうまくいっています。アーリーステージのベンチャーに投資して、芽が出てきたら別の投資家を呼び込んでさらに成長させています。 



Twitterの比じゃない!3単語しか書けないSNS「natter」現る


Natterに熱心に投資しているという投資家のCharles Eve氏。Neil氏の友人でもあるそうです。Charles氏は東京に5年間住んでいたとのこと。

――Alamexで学んだことはなんでしょうか?  とにかく良い人を雇う、ということです。アイデアを思いつくことは簡単ですが、実行するにはしばし何年もの努力が必要とされます。Alamexでは「まず誰か、次に何を」という言葉があります。これはまず優秀な人材を採用して、彼らが何をするかはその後考えるということです。これは一般的ではありませんが、新しいチャレンジに挑むことが好きな優秀な人材によって、素晴らしい企業文化が育まれています。
 ――ベンチャーの立ち上げを考えている人にアドバイスをお願いします。
思い切ってやってみよう!多くの人が起業を躊躇するのは、現在の仕事を辞めるリスクがあるためだと思いますが、今はインターネットのおかげで柔軟に働くことができます。仕事を続けながら、夜や週末の時間を使って起業できるのです。これもMVPコンセプトの一つで、人生を変える決断をする前に、製品やアイデアを試すことができます。  ――gooスマホ部読者の皆さんにコメントをお願いします。
日本には仕事と休暇で何度か訪れたことがあります。日本の文化が大好きですし、日本人の礼儀正しさはNatterの文化とよくマッチするのではと思っています。日本食も大好きなので、私は日本語は読めませんが、日本食の写真をアップしてください!ぜひNatterで@neilをフォローしてもらえると嬉しいです。

取材を終えてNatterをしばらく使ってみた印象は、とにかく気軽。3単語しか書けないので議論になることはまずありません。そしてまだ小さいコミュニティということもあり、皆さんとてもフレンドリー。「わが村へようこそ」的雰囲気があります。


Twitterの比じゃない!3単語しか書けないSNS「natter」現る


英語ということで敷居の高さを感じるかもしれませんが、3単語制限のおかげかとっつきやすいのは確か。気軽に海外ユーザと絡んでみたい、英語の勉強をしたい、生まれて間もないSNSを体験してみたい、という方はお試しを。

■関連リンク
Natter
iOS版アプリ
Android版アプリ

夏休みファイナルセール

関連キーワード