2016.1.27
フライトモード付!SIMフリーの固定電話「ホムテル3G」レビュー
2016.1.27

フライトモード付!SIMフリーの固定電話「ホムテル3G」レビュー

木暮祐一
木暮祐一
sim通

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モバイル史に名を残す名品・珍品端末の中で、ひときわインパクトに残っているのがエイビット製の音声用PHS端末「WX02A」です。イエデンワという愛称で、当時のウィルコムから発売されました。どんな端末かというと、PHSでありながらその形状は「固定電話」なのだから驚いてしまいます。形状こそ固定電話なのですが、その端末には「電話線」がない!そうなんです、モバイル端末なんです。電池でも駆動するので、本当に持ち歩いて利用できる固定電話型PHSだったのです。


エイビットの「ホムテル3G」


2011年11月のWX02A登場から約4年を経て、なんとそのイエデンワが携帯電話回線対応(3G)になって復活しましたぞ。製品型番はAK-010。製造者であるエイビットが自社の通販サイトで「ホムテル3G」として発売開始したほか、MVNOのもしもシークスも「スゴい電話」として販売を行います。価格は35,000円(税別)で、回線契約を伴わず端末単体で購入可能です。このAK-010は昨年11月に製品発表会が開かれ、予約販売の受付を始めていたようですが、ようやく出荷が開始されました。もちろんSIMフリーですので、NTTドコモ回線(含、MVNO)でもソフトバンク回線でも利用可能です。auに関しては、3Gは通信方式が異なるので使用ができません。実際に外観をご覧いただければ一目瞭然。どうみても固定電話にしかみえないのですが、これがじつは携帯電話なのです。



左が今回発売開始しされたホムテル3G(AK-010)、右が2011年11月発売のイエデンワ(WX02A)


参考までに、筆者手持ちの初代イエデンワ、WX02Aと並べてみましょう。左が今回発売開始しされたホムテル3G(AK-010)、右が2011年11月発売のイエデンワ(WX02A)です(使い込んでいるので少々汚れ気味ですみません)。ホムテル3Gではカラーディスプレイを採用、これは大いなる端末進化です。



専用リチウムイオン充電池が付属していてAC電源で充電し、移動して使う時は内蔵電池での動作が可能


イエデンワは、AC電源または単3アルカリ乾電池4本での動作が可能でしたが、ホムテル3Gは専用リチウムイオン充電池が付属することになり、AC電源で充電し、移動して使う時は内蔵電池での動作が可能になりました。リチウムイオン充電池を取り外して、代わりに単3アルカリ乾電池を入れて動作させることも可能です。専用リチウムイオン充電池の使用で連続待受時間は約175時間、連続通話時間は約4時間、単3アルカリ乾電池では連続待受時間が約350時間、連続通話時間は約8時間に伸びます。乾電池で最大14日ほどの待受が可能なのです。そう、このホムテル3Gは災害による停電時など、万が一の緊急時に大いに役立ってくれそうな携帯電話端末なのです。実際にPHSのイエデンワのほうは、非常時の端末として法人や自治体からの問い合わせが相次いだことが知られています。東日本大震災の教訓を生かして、実際に災害時用電話として配備した企業や自治体もありました。
ホムテル3Gならば、PHSよりもエリアの充実した携帯電話網を利用できます。オフィス電話代わりにガンガン通話をするという使い方なら、たとえばNTTドコモの「カケホーダイ」プランや、ソフトバンクの「スマ放題」など、音声通話掛け放題のプランを選択すれば、それこそ通話料を気にせず長電話できる電話機の出来上がりです。また災害時用の緊急電話としてストックしておくということであれば、MVNOの格安音声通話プランを探すなり、あるいはSIMカードは緊急時にスマホから抜いて差し替えて使うなどの方法も良いかもしれません。対応通信方式はW-CDMA、HSDPA/HSUPAで、周波数は800MHz/2.1GHzに対応です。念のため外形寸法は幅約200×奥行約170×高さ約62mmで、質量は約640g(電池を含まず)です。専用ACアダプタが付属します。



携帯電話式にディスプレイ上で確認


もう使い方など説明は不要でしょう。一般の固定電話と何ら変わるところはありません。受話器をあげて相手の電話番号をプッシュすれば通話できます。携帯電話式にディスプレイ上で確認しながら先に電話番号をプッシュし、そこから受話器を上げても発信可能です。スピーカーマークのボタンを押せばハンズフリー通話も可能です。アドレス帳登録や短縮ダイヤル登録もできます。
その他、ホムテル3Gの画期的(!)な機能としては、3Gテザリングを備えており、テザリングをONにすればこのホムテル3GをモバイルWi-Fiルータ代わりにしてデータ通信が可能です。LTEが当たりまえになった現在、3Gではスピードの遅さを感じないわけではないですが、緊急時のデータ通信手段として重宝するかもしれません。あるいは、工事現場であるとか農家のビニールハウスなどで電話として活用したり、さらには各種センサーなどIoT機器と連携させて利用するなんて未来的な活用も考えられるかもしれません。無線LANはIEEE802.11b/g(2.4GHz)のみになり、またあくまでテザリング時のアクセスポイント機能としての利用となっています。



ほぼノリで入れてしまったであろう、用途不明な「フライトモード」機能なんてものもあります


その他、ほぼノリで入れてしまったであろう、用途不明な「フライトモード」機能なんてものもあります。ホムテル3Gを持って飛行機に搭乗する際はぜひ自慢してみたい機能ですね。フライトモードにしてWi-FiのみONにできてルータ代わりにWi-Fiでぶら下げた機器同士で通信は可能なのか、と期待したのですが、残念ながらそうした機能は備えていませんでした。
ディスプレイ表示の文字サイズは4種類から選べ、「大」にすれば老眼でも安心。もしかしたら、高齢の親が住む遠く離れた実家用電話に配備するのもいいかもしれませんね。

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