2016.3.28
継続は力なり!新学期はゲームで英語学習
2016.3.28

継続は力なり!新学期はゲームで英語学習

ITライフch編集部
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もうすぐ4月。新しい季節の訪れを前に「何か勉強を始めよう」と意気込むことも多いはず。そうした時にとりあえず思い浮かぶ勉強の代表格が「英語」。しかし実際、学校の試験勉強以外だと、留学や海外赴任、あるいは職場が外資系といった、生活自体が英語漬けになるほか、なかなか必要性を感じないもの。

このような意識低い系にとって、目的もモチベーションも特になく、日々のすきま時間を活用しながら、ついでに英会話の勉強にもなる「ゲーム」ならハードルが下がるのではないか、というのが今回の企画です。

そこで「ゲームで学べる和風英会話バトルRPG」というキャッチフレーズに惹かれ、英会話学習アプリ「鬼桃語り」のディベロッパーE-Times Technologiesの大川さんにお話を伺いました。

「パズドラ」に見事にハマってしまったという大川さんは、「パズルがうまくなりたい、モンスターを強くしたい」との気持ちがあれば、睡眠時間を削ることさえ苦にならないと言います。ゲームから生じるモチベーションのすごさに感銘すると同時に、海外での業務で英語コミュニケーションに苦労した経験から、これを英会話学習に活かせないかと考え、「鬼桃語り」のコンセプトを思いついたそうです。

昔話風の世界観で英会話バトルを行うという、一見ギャップのある設定ですが、ゲームらしい非日常感で、勉強しているという堅苦しさを感じません。

海外業務というきっかけがある大川さんですが、とりあえず「ゲームで英会話を学びたい」というユーザーでも大丈夫でしょうか。

このゲームは、多くの人が持つ「英語ができるようになりたい」というきっかけで始めることを想定しています。ゲームという遊びをきっかけに、英語という知識に対する欲求と、クリアしたいという達成感を合わせることでモチベーションを高めていく仕組みをとりいれています。

バトルの方法は、英語を聞いてその意味を選択肢から選ぶものや、会話どおりに単語を並べるものなど。
一見「テスト」のように見えますが、BGMや残り時間などゲームならではの緊張感で、「バトル」の感覚が強くなっています。

ゲームにすることで始めやすいというメリットが分かりました。それでは英語レベルはどの程度必要でしょうか。

「鬼桃語り」ではレーティングを低く、子どもからお年寄りまでを対象にして、誰でも英語学習を始められるようにしています。ゲームのスタート時点では、「Hello」や「Hi」など誰でも知っているような内容から始まり、スモールステップで学習内容のレベルが上がっていくように設定し、進めていけばある程度英語レベルが高い方でも遊べる設計になっています。

より短い時間で解答したり、正確に発音したりすると、それだけ敵に与えるダメージも大きくなります。
自分の「英語力」次第で強さが変わるので、いっそうレベルアップに力が入ります。

ゲームを遊び続けることで英会話学習も進んでいくということなのですね。

「鬼桃語り」ではシチュエーションごとの英会話を体系的に学習できる設計になっています。まず簡単なあいさつから慣れていって、その後、海外旅行で使う英会話の内容を設定しています。海外旅行に行った際のホテルのチェックインで「銀行の口座番号を教えて下さい。」とか「昨日の夜、何を食べましたか。」など聞かれることはまずないと思います。ホテルのチェックインでは「チェックインでございますか」、「ご予約は頂いておりますか。」「お名前を頂けますか。」など定形の質問が英語で話されると思います。これに対しての答えも定形の英語がありますので、その答えをマスターすれば旅行先での英語には困らないと思います。他にもショッピングで使う英語など、さまざまなシチュエーションを設定しているので、それらを体系的にゲームの問題にすることで、基本的なフレーズや言い回しを習得できると思います。

バトルを進めると小ボスのようなキャラクターが登場。
敵の強さに応じて、ダメージを与えるために必要な正解数も増えていきます。

どのように成果が出るための工夫をしているのでしょうか。

ロールプレイングゲームのシナリオに英語学習を乗せることで「クリア=英語習得」というゴールを設定しています。また、発音の基本フォニックスなどもゲームバトルの学習内容に設定しているので、英語発音の基本から学べるようになっています。

バトルで勝つためにはパーティーの能力や装備を強化するなど純粋にゲームとしての要素も必要ですが、
強くなればなるほど出現する敵も強くなり、より問題も難しくなるので、やはり最後は英語力です。

幅広いユーザーが遊びながら学べる、という仕組みはわかりました。それではユーザーのモチベーションを維持するために必要なのは何でしょう。

ポイントは2つあります。「チーム力」と「英語力」です。「チーム力」にはキャラクターや武器を収集・育成して「もっと強くなりたい」というゲームとしてのモチベーションがあります。この時に「次はどんな問題がでるのだろう」という「英語力」を高めていきたいと思っています。また、解けない問題があってクリアできないときの「悔しい!」という思いもモチベーションになるかと思っています。

バトル終了後に出題内容を確認できます。
このあたりはどんな英語学習でも同じですが、間違えたところの復習は欠かせません。

しかし、ゲームばかりして本当に勉強になるの?と思う人もやはり多いのではないでしょうか。

「鬼桃語り」の開発で苦労した点として、「ゲームのクオリティ」と「英語学習のクオリティ」の両方を取らなくてはいけない点です。「ゲームとしておもしろいのか」と「きちんと学べる内容になっているのか」ということをバランスよく高めることにとても注力しています。
それと、必ず学習は机に向かってするものであるとは考えていません。テクノロジーの進化はめざましく、さまざまな学習形態が現れています。テストのために机で教科書を勉強して忘れてしまうような学習方法ではなくて、本当に身につく学習方法を子ども達だけでなく大人にも提供していくことが必要だと考えています。

身近な人との英語での雑談を自然に楽しみたいという大川さん、ゲームを通じて、ユーザーが海外で英語に困らず仕事ができて日常生活をすごせるようになるのが理想といいます。同時に「ゲームはいつか飽きられるもの」という宿命も認めつつ、できるだけ長く愛されるよう、ゲームの持つ非日常的な物語の世界に没頭してほしいということです。

ゲーム感覚という言葉に見られるよう、多くの人が気楽に始めて続けやすいというメリットは、さまざまな分野に応用されています。実際、ビジネスの現場でもこうした「ゲーミフィケーション」の理論による課題解決の仕組みが取り入れられています。

・鬼桃語リ

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この感覚をアレンジして、さらに英語学習のハードルを下げるべく、「モチベーション不要!ガリ勉っぽくない英語学習」をテーマに、アプリを3つ選んでみました。

漫画で学ぶ英語

漫画「ブラックジャックによろしく」の英語版を読むことができるビューワーアプリです。
操作は一般的な電子書籍と同じく、画面左右のタップやスワイプでページをめくっていきます。

インストール後、最初にビューワーが起動します。この段階ではマンガの中身は読めないので、読みたい話をタップしてダウンロードします。

このアプリでは日本語版と英語版の両方が読めるので、画面をタップして画面の上部右側に表示される、矢印が交差したボタンをクリックすると英語版に切り替わります。どのページからでも切り替えできるので、読み進めていく途中で日本語を確認したいときに便利です。

このマンガは医療をテーマにした内容ですので、所々に専門用語など難しい単語も出てきます。始めて読む場合や、あまり英語の読解に自信がない場合は、最初にあらかじめ日本語で読んで、ストーリーを頭に入れておくのもお勧めです。

・漫画で学ぶ英語

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VoiceTube動画で英語を学ぶ

約3万本の日本語テキスト付き英語動画が掲載されている英語動画コミュニティサイトのアプリです。

このアプリは台湾のコミュニティサイトがベースとなっていますが、きちんと日本語に対応しています。TOEICのレベル別や、TED、CNN Student News、音楽、映画、英語学習テクニックなどカテゴリ別の他、アメリカやイギリスのアクセント別から動画を選択できるなど、学習内容に応じた構成になっています。

会話内容のテキストは英語と日本語の両方と英語のみの表示に切替できます。また動画内の字幕もオン・オフできる機能があり、字幕表示がわずらわしい場合にも便利です。

中には外国人ユーザーが日本で実際に体験した内容のユニークな投稿動画もあり、英語学習であることを気負わずに楽しく視聴できます。

・VoiceTube動画で英語を学ぶ

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イメージ検索!見るだけTOEIC英単語

英単語が持つ概念を画像で記憶するというアプリです。出題される英単語と関連する画像が一緒に表示されることで、意味の定着を図るようです。

問題は全部で2400問あります。TOEICのスコア別に難易度が分けられており、そこから名詞、動詞、形容詞などジャンル別に設問を選ぶことができます。

表示される画像はGoogleの画像検索結果に基づいており、設問によっては映画や音楽のタイトルといった特定の画像が表示されることもあるので、この点は注意が必要です。

このアプリはTOEIC対策ということですが、画像をヒントに英単語を覚えていくという手軽さから、英語学習というよりはクイズ感覚で問題を解いていくことができます。

・イメージ検索!見るだけTOEIC英単語

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英語学習について自分自身の経験を振り返ってみると、気軽に英語に触れたいという気持ちとはうらはらに、やはり勉強にはそれなりの目的がないと結局、日々の忙しさに埋もれて手付かずになるように思えます。そうした意味では、あえて最初にこうしたアプリを使うことで、「目的」や「モチベーション」にとらわれず気軽に楽しんでみる、というのはいかがでしょう。

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