2016.5.20
2016.5.20

"変な人" 総務省に集まれ!「異能vation」プログラム開始

ITライフch編集部
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総務省は、平成28年度戦略的情報通信研究開発推進事業(SCOPE)において、「奇想天外でアンビシャスな人」を募集する特別枠 「異能(Inno)vation」(いのうべーしょん)プログラムを5月20日より開始します。

SCOPEとは、総務省の競争的資金として、情報通信技術(ICT)分野の研究開発におけるシーズの創出、研究者や研究機関における研究開発力の向上、世界をリードする知的財産の創出、国際標準を獲得することなどを目的としています。

これだけ聞くと、よくあるお役所の事業といった印象をうけますが、2年前に発表された情報通信審議会「イノベーション創出実現に向けた情報通信技術政策の在り方」の最終答申によって、その様相が一変しました。

それは、「ICT分野において破壊的な地球規模の価値創造を生み出すために、大いなる可能性がある奇想天外でアンビシャスなICT研究開発課題に挑戦する人を支援する」という目的が加わったことです。

総務省ではこれを受け、新たに異能vationプログラムの募集を開始。そして平成26年度に、最も優秀な研究者や最も評価の高い研究課題という観点「ではなく」(総務省の総評より抜粋、以下総務省)、「奇想天外でアンビシャスな」(総務省)最初の10名が選ばれました。

その研究テーマは、耳で人間の五感を感じコントロールできる機能をもつ「耳飾り型コンピュータ」(広島県の谷口和弘氏)や、「ヒト型ロボットに眼力(めぢから)を与えるための研究」(東京都の藤堂高行氏)、さらには「全自動お絵描きプログラム」(愛知県の安田隆宏氏)といった、どちらかというと破壊力よりは脱力感がひろがるものも。

耳飾り型コンピュータ「halo」


しかし、彼らの真の力は、「ゴールへの道筋が明確になる価値ある失敗に挑戦することを恐れない者」(総務省)であることなのです。

そして現在も、平成27年度最終選考として「かたくてやわらかい/やわらかくてかたい物質をつくる」(東京都の大嶋泰介氏)や、「シンデレラテクノロジー」(東京都の久保友香氏)、「空間を感じる超人化スーツの実現」(福岡県の松本光広氏)など、何だかスゴイ14名がノミネートされています。

中には紹介文中、自分の研究が「未来を描くことができるよう、お祈りいただきたい。」(茨城県の保坂聡孝氏)といった本人コメントや、「次世代の異能を育てる。」(茨城県の川口一画氏)などとあり、これはあきらめではなく超越さなのだ、ということがひしひしと伝わってきます。

この平成28年度異能vationプログラムについては、6月27日まで総務省ウェブサイト「異能(Inno)vation」で人材を募集しています。研究テーマも幅広く、ICTの範囲とは?との質問に、「ICTに関わってない分野は今やほとんどないと思います。ここからここまでと捕らわれず幅広く捉えてお考えください。」(総務省)と回答するなど、かなりのゆるさを感じます。

自薦や他薦、年齢も問わないので、「我こそは!」や「アイツならできる!」と思った人は、ぜひ挑戦してみてください。

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