2016.5.26
[学びNEXT]ものづくりとデザインを学ぶブロックロボ アーテック「ロボティスト」とソニー「KOOV」
2016.5.26

[学びNEXT]ものづくりとデザインを学ぶブロックロボ アーテック「ロボティスト」とソニー「KOOV」

ITライフch編集部
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5月18日から20日まで東京ビッグサイトで開催された「第7回 教育ITソリューションEXPO」では、プログラミングやインタラクティブをキーワードとした最先端の学びについての展示である「学びNEXT」が行われました。

ここでの注目は、おもちゃのブロックにモータやセンサといった電子部品を組み合わせて作る「ロボット」と、そのロボットを動作させるための命令を、パズルのようなアイコンの並びによって視覚的に行う「ビジュアルプログラミング」からなる新しい教材です。

日本の「ものづくり」から学ぶ幅広い知識


大阪に本社をもつ教材メーカーのアーテックでは、独自のブロックとプログラミングを用いたロボット教材「ロボティスト」の展示を行いました。

ロボティストの特長として、パーツとなるブロックの形状があげられます。一般的なブロックでは真上にブロックを積み上げた場合、そこから横方向にブロックを枝分かれさせるには、階段のように斜めにずらしていく必要がありました。
 
それに対して、同社のブロックでは1か所の面に突起を設けています。この突起と各面の空洞を合わせることで、直接真横にブロックをつないでいくことができます。
 
このため、直線的なパーツを平行に並べてクランク構造のような組み合わせも可能となり、本物の工作機械のような動きをブロックで再現することもできるのです。

このブロックは、もともと知育用ブロックとして開発したそうですが、狙い通りのフォルムを作りやすいことから、ある自動車関連メーカーが実際に人が乗れるサイズの自動車を作ったことがあるとのこと。こうしたきっかけで、「実際のものづくりを学ぶための教材」とすることを発案したそうです。

そのため、小学校で行われているロボティストを教材にしたモデル授業では、最初からプログラミングを教えることはしていません。
 
実際のものづくりにおいては形状や重さのバランスも重要となるため、まず大きなブロックをバランスよく支えるための「重心」について学びます。その後は形の違いによって実際にどのような歩き方をするのか試行錯誤しながら、最終的にスクラッチをベースとした独自の日本語UIを用いてプログラムを動作させるという、学年ごとに順を追ってものづくりの仕組みを学んでいきます。
 
こうした授業によって、プログラミングという枠にとどまらず、算数や理科といったさまざまな知識への関心を生むことが期待できます。

きれいな色使いと親しみやすい動きで世界展開


また、隣接するブースでは、ソニーコンピュータサイエンス研究所のプロジェクトを母体に設立されたソニー・グローバルエデュケーションが、自社のロボット・プログラミング学習キット「KOOV」(クーブ)を紹介。

アーテックと同じ形状のブロックを使用していますが、独自の色使いによって教材であることを感じさせず、インテリアのアクセントにもなりそうな雰囲気を出しています。同社では、ブロックの組み立てにおいてデザインを学ぶことも重視しているといいます。
 
キットの製作例として、光センサに指を当て、もう一方の手でパーツを上下に動かすと、モーションセンサがとらえる距離の変化によってさまざまな音を出す「ギター」や、口の中にあるセンサを指で覆うとパックリとくわえてしまう「ワニ」といった、シンプルで親しみやすいロボットを展示していました。
 
両足を前後に動かすだけでなく、サーボモータで腰をひねる動きも加えた「イヌ」は、まるでロボットペットがしっぽを振って歩き回るようなコミカルさに、見ているだけで愛着がわいてきます。

このKOOVは、日本以外にもアメリカと中国で展開する予定とのこと。それぞれの国の子ども達が、どんなデザインのロボットを作るのか楽しみになります。

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