2016.7.1
バーチャルイベントのプラットフォーム「cluster.」 ベンチャー発の注目サービス
2016.7.1

バーチャルイベントのプラットフォーム「cluster.」 ベンチャー発の注目サービス

フィナンシェ西沢
フィナンシェ西沢
sim通

powerd by goo Simseller

今年一年のご愛顧にお答えして!平成最後の年末感謝セール
BtoCサービスを手がけるベンチャーやスタートアップの応援プラットフォーム、sproutが手がけるプレゼンテーションイベント「sprout」の第13回が6月29日、東京・渋谷のヒカリエで開かれました。登壇した5サービスから、要注目のサービスを紹介します。

sproutは「渋谷発」をキーワードに、潜在顧客であるオーディエンスに登壇者の“ファン”になってもらい渋谷の起業カルチャーを盛り上げることも目的のひとつとして開催。最優秀サービスは会場の投票で決定します。第13回の最優秀に選ばれたのは、バーチャルイベントのプラットフォーム「cluster.」です。

Cluster.のキャッチコピーは「ひきこもりを加速する」。VRのヘッドマウントディスプレーを使用して、自宅にいながらライブや講演会など好きなイベントに参加できます。“会場”へはアバターで赴き、ツイッターとの連携機能でコメントの書き込みも自動投稿されます。

アバターにはアクションボタンが表示され、拍手や笑い声、他の参加者との挨拶などが直感的な操作で可能。セミナーなどのイベントでは声のリアルさや、前にいるアバターで視界がさえぎられるなど、実際にその場にいるような体験をすることができます。動画の再生や撮影、スクショでの“自撮り”も可能です。

Cluster.を運営するクラスターの代表取締役社長、加藤直人氏は京都大学大学院を中退後に引きこもりの経験があり、ハッカソンやライブなどのイベントに参加したい気持ちはあっても「玄関から出るのが面倒くさい」。そのころVRのヘッドマウントディスプレーを体験し、「まさに引きこもりのためのデバイス!」とサービスを立ち上げたそう。

従来の技術では同時接続は100人ほどが限界でしたが、Cluster.では数千人規模の参加が可能。6月に開催された人気映画祭「ショートショートフィルムフェスティバル&アジア2016」にも投入されました。通信料と描画の削減を工夫することで、万単位のユーザーの参加の実現も進めているそう。

「イベント主催者サイドからすると、数千人キャパの会場なら数百万かかる会場費などのコストが軽減される。参加者のメリットは、なによりも疲労感がゼロ。重要ですね」と笑いを誘った加藤氏。VRデバイスを持っていなくてもWindows10以上かMacならブラウザでの参加可能で、モバイルからの利用も「準備中。今は“体験”をちゃんと作りたいので、リリースのタイミングを見計らっている段階」。

「エンタメとの相性がとてもいい」ため、現在は出版や映像、芸能プロダクションからの問い合わせが多いとのこと。参入に意欲を見せるのは教育分野。「動画での授業は生徒同士のインタラクションが発生しづらく、ディスカッションも大変だから」。その両輪でユーザーを増やしながら、強みであるネットワークを部分的に切り売りすることで、「モジュールの中でVRゲームの構築もできればVRのインフラになれるのでは。長期的には“会う”“集まる”という体験のインフラにもなりたい」と話していました。


【関連記事】
即席で仲間を募る「INSTANT TEAM」 ベンチャー発の注目サービス
バイリンガル家庭教師派遣「お迎えシスター」 ベンチャー発の注目サービス
脳脊髄液減少症患者の生き方の情報サイト「feese」 ベンチャー発の注目サービス
今年一年のご愛顧にお答えして!平成最後の年末感謝セール

関連キーワード