2016.9.20
訪日中国人は東京で何をしている? GMOリサーチ、SNS投稿から行動分析
2016.9.20

訪日中国人は東京で何をしている? GMOリサーチ、SNS投稿から行動分析

ITライフch編集部
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nova3
GMOインターネットグループでインターネットリサーチ事業を展開するGMOリサーチは、SNSに投稿された発言内容・位置情報等から、今春東京都内各所を訪れた訪日中国人の日本での行動分析を行い、どこでなにを目的に行動にしているかの調査結果を発表しました。

日本政府観光局(JNTO)の調査によれば、訪日外国人観光客の数は2015年に約1,974万人に達し、2016年の上半期累計は対前年同期比28.2%増の約1,171万人と過去最高を記録するなど増加傾向にあります。中でも訪日中国人は上半期累計で300万人超、対前年同期比41.2%増と国別でトップの伸び率となっており、今後もさらなる増加が期待されています

調査は、訪日外国人解析サービスの開発や運用を行っているナイトレイの訪日外国人観光客の行動解析サービス「inbound insight」を利用して、2016年3~4月の2カ月間に実施。東京23区を対象に、訪日中の中国人観光客のWeiboおよびTwitter上での発言543件を分析しました。

分析の結果、「築地」「上野」「新宿」といった地名の出現数が多く、地名を中心とした集団が存在することを確認。築地では「食べる」「寿司」など食関連、上野は「花」「桜」などのお花見関連、新宿は「御苑」や「西新宿」などの施設・地名関連の言葉(単語)と共起されていた一方で、他の大多数の単語には一定の傾向は見出しにくかったとのこと。

築地市場の集団では、地名である「築地」(共起率:100%)および「市場」(96.1%)がネットワークの中心となり、他の単語と広く共起されていました。この2語に続いて、「寿司」「朝食」「朝」「刺身」が共起数3回(5.9%)以上となっており、訪日中国人は新鮮な海産物を食べるために、朝早くに築地市場を訪れている様子がうかがえたとのこと。

上野公園では、地名と関係する「上野恩賜公園」(95.7%)、「上野」(93.5%)の2語が9割以上の発言に含まれており、「公園」(43.5%)とともにネットワークの中心に。次いで「桜」が共起数16回(34.8%)、関連語と思われる「花」が同4回(8.7%)となっており、上野
公園に桜の鑑賞目的で訪問している人が多いことが読み取れました。また、「桜」や「公園」とともに「東京近代美術館」「東京国立博物館」「正岡子規記念球場」などの施設が共起されており、花見とともに上野公園内のさまざまな施設へも足を運んでいることがうかがえます。

新宿では、地名である「新宿」(100%)を中心に、「御苑」(55.3%)も比較的大きな共起ネットワークを形成しており、新宿御苑周辺で観光する人の多さが推測できました。そのほか、「ZARA」「丸井」「蟹道楽」「瀬里奈」といった新宿に点在する店舗名が共起されており、新宿周辺で食事やショッピングを楽しんでいる様子も見受けられるとのこと。

調査期間の季節柄、特徴的なキーワードは「食」と「桜」でした。食に代表される築地市場では多くの訪日中国人が「マグロ」「トロ」「ウニ」「ホタテ」といった海産物を朝早くから楽しんでいることが確認でき、観光スポットの1つとして定着していると考えられます。豊洲への移転が来年2月以降に延期することが発表されたため、今秋から冬にかけて訪日中国人の駆け込み客が増えるかもしれないとのこと。

桜に関する投稿の中には「#sakura」「#cherryblossom」といったハッシュタグとともに画像URLが添付されている事例も複数見られ、日本の風物詩に関心が高いことからこれからの季節は紅葉が話題として挙がることも考えられるそうです。

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