2016.11.14
日本での発売が待ちきれない!Surface Dial(サーフェスダイヤル)を作ってみた
2016.11.14

日本での発売が待ちきれない!Surface Dial(サーフェスダイヤル)を作ってみた

ITライフch編集部
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日本時間の10月27日にニューヨークで開催されたマイクロソフトの「Windows 10」イベント。そこで発表されたのがクリエイター向けのオールインワン・デスクトップ「Surface Studio(サーフェススタジオ)」です。こちらのモデルはサーフェスペンに対応しており、画面の角度を20度まで倒せる工夫が施されるなど、ペン入力やタッチ操作しやすくなっています。このサーフェススタジオの使い勝手を、さらによくしてくれるデバイスとして、同時に発表されたのが「Surface Dial(サーフェスダイヤル)」です。


サーフェスダイヤルは、サーフェススタジオの画面上やデスクに置いて使うダイヤル状の機器。Bluetoothで機器同士を接続し、対応するアプリを使えば、ペン先の色を変えたり、描画モードを変えたりなど、さまざまな用途で役立てることができるというもの。クリエイターだけでなくエンジニアからも熱視線を集めている製品です。

サーフェススタジオ、サーフェスダイヤルともに、アメリカではすでに発売されていますが、残念ながら日本での発売は今のところ未定。実際に目にしたり、手にしたりできるのは少し先になりそうです。

このサーフェスダイヤル欲しさのあまり、似たものを「作ってみた」という方を発見したので、使用した部品と作り方のポイントをうかがって誰でも作れるのかを実証すべく、ITライフch編集部で作ってみることにしました。はたして、本当に完成するのでしょうか。


こちらが使用した道具と材料です。左上から「アズワン ステンレスシャーレ (2-129-03) 以下:シャーレ」「セロハンテープ」「マイクロニットスタイラスペン(ペン先)」「コニ・ビオラ 角回転台 (J-152) 以下:角回転台」「ゴムマット」「接着剤」「金切りばさみ」。


まず、ゴムマットを2枚カットします。これは角回転台をシャーレに直接つけた場合、高さが足りなくなるため。ゴムマット2枚を円形にカットして、それらを貼り合わせました。今回は円形にカットしてありますが、角回転台を安定して取り付けることができるのであればどのような形でも問題ないでしょう。

シャーレ側に接着剤を塗り、そこに先ほどカットしたゴムマットを貼ります。ゴムマットを入れやすくするため、シャーレの径よりもやや小さめにカットすると入れやすいでしょう。

続いて、角回転台の四隅をカットします。これはシャーレの壁面側にもスタイラスを設置するので、回転させた際にぶつからないようにするため。なお、角回転台はステンレス製なのでかなり硬く、金切りばさみでも切るのに苦労しました。安全にカットするため、周囲に人がいないことを確認し、手袋を装着してから作業してください。

四隅をカットしたらスタイラスの先端を接着します。今回、ゴムや鉄など素材を選ぶことなくくっつけられる接着剤を選んだので、粘度がかなり高いものでした。不安定な場所に接着させるので、「多すぎるかな?」と思うくらいの量を使ってちょうどよいくらいです。それでも心配な場合は、プラ板などを貼って平面にするとよさそうです。

スタイラスを4つ接着するとこのような状態に。この接着点は4つではなく3つでも大丈夫とのことですが、操作時の安定性を考え、今回は4つを選択しました。

設置が完了したらすぐにシャーレに取り付けるのではなく、まずはスムーズ回転するかどうかの確認をします。壁面に取り付けたスタイラスに当たらないことを確認しましょう。また、側面から見た時に4つの点と壁面のスタイラスの高さに差があればOKです。ちなみに壁面に取り付けているスタイラスは仮止め状態にしておき、2つのチェックポイントが確認できてから固定するようにしてください。
こちらが完成したものです。手前と奥のスタイラスの高さが違うことがわかります。



実際に作成してみると、ステンレスのカットに思いのほか力がいったほかは、特別難しい作業は無く誰でも作れるものでした。ダイヤルが完成したら、これに対応したアプリを作成し、使ってみると動画のような動作が可能に。
シンプルな作りながらも汎用性がありそうな面白いガジェットの出来上がりです!


このサーフェスダイヤル風ガジェットを考案したのは、NTT レゾナントテクノロジーの久納 孝治(ひさのう こうじ)氏。「サーフェスダイヤルは便利そうなのですが、日本での発売が未定ですし、iPadでは使えないので自作してみようと思いました」とのこと。また、「当初は『カメラ +マーカー』『深度センサー』『PowerMate』の3パターンを考えましたが、最終的に最もシンプルなマルチタッチを活用する形に落ち着きました。マルチタッチで、ガジェットの位置・回転・クリックの入力ができるので、ダイヤル形以外のスイッチも、電子部品なしで安く実現できると思っています」とコメント。本来のサーフェスダイヤルは、Bluetooth接続や、ほかのさまざまな機能のための電子部品を搭載した精密機器です。しかし、久納氏はそうした電子部品を使わず、誰もが入手可能な部品だけで作ってみたそうです。

考案した久納氏は、NTTレゾナントテクノロジーにおいて「Remote TestKit」というサービスの開発に携わっています。これはアプリ制作者向けのサービスなので、一般的にはなじみのないものですが、新旧400機種以上のスマホをクラウド上で操作して実機検証をすることができるサービスです。

NTTレゾナントテクノロジー

この機器を動かすにはアプリが必要ですが、発想を変えるだけでサーフェスダイヤルに似たものを作ることができ、タブレット等のデバイスを拡張させることができるとわかりました。今すぐサーフェスダイヤルが欲しい!という方はぜひ工作してはいかがでしょうか。
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