2016.11.24
進化を続けるWi-Fiとは?おすすめWi-Fiルータと広がるフリーWi-Fiスポットの設定方法
2016.11.24

進化を続けるWi-Fiとは?おすすめWi-Fiルータと広がるフリーWi-Fiスポットの設定方法

ITライフch編集部
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スマートフォンでインターネット接続している時、つい気になるのが通信速度やデータ使用量。こうした心配から解放されるのがWi-Fiのメリットです。ここでは、自宅でWi-Fiを使うときの接続の仕組みや必要なおすすめのルーターなどの機器に加え、外出先でも気軽に使える無料のWi-Fi「フリーWi-Fi」について、全国各地のフリーWi-Fiスポットや設定方法、注意すべき点など、Wi-Fiに関するさまざまな情報を紹介します。

目次

1.Wi-Fiとは

1-1.コンテンツの大容量化で注目を集めるWi-Fi

コンテンツの大容量化で注目を集めるWi-Fi


LTEや4Gといった移動通信システムの高速・大容量化が進むにつれ、動画や音楽、オンラインゲームといった、モバイル環境で利用するコンテンツのデータ量は増加の一途をたどっています。それに対して、ドコモやau、ソフトバンクといった大手キャリアをはじめ、格安SIMと呼ばれるMVNOも含めた各社のスマートフォン契約プランにおいては、毎月使えるデータ通信量に3GBや5GBといった上限を設けているのが一般的です。この上限を越えると通信速度が一気に低下してしまい、場合によっては日々の通信量にも上限があるため、YouTubeなどの動画を見たくてもスマホが遅すぎて見られない、なんて事態も起こりがちになります。

最近は、毎月のデータ通信量が20~30GB以上にもなる大容量の契約プランも登場していますが、使用する時間帯や場所によっては通信回線が混雑しているなど、なかなか安定した環境で重たいコンテンツを楽しむのは難しいものです。こうした中、スマートフォンの契約プランに左右されず、通信を行う時間帯の影響を受けにくいWi-Fiに注目が集まっています。

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1-2.Wi-Fiの種類

Wi-Fiの種類


まず、Wi-Fiとはなにかについて確認しておきましょう。Wi-Fiとは、無線通信の中でも家庭や会社内といった比較的限られたエリア内で用いられるLAN (Local Area Network:ローカル・エリア・ネットワーク)向けの国際標準規格に基づき、Wi-Fi Allianceが認定した機器につける名称を示しています。

この規格では、米国電気電子学会(略称IEEE:アイ・トリプル・イー)で標準化されている「IEEE 802.11」シリーズが有名です。1998年に策定された最初の規格では、通信速度が最大2Mbpsと低速でしたが、その後も継続してWi-Fiの高速化に向けた取り組みを進めています。このIEEE 802.11シリーズでは、2016年現在、11ac/n/a/g/bの5つの規格が用いられています。それぞれ使用する周波数帯域によって電波の届く距離や、他の電波の干渉を受けにくいといった、さまざまな違いがあります。これらの特長について以下の表に記載します。

名称特長
11b(IEEE802.11b)1999年に策定された初期の規格。2.4GHzの周波数帯を使用し、通信速度は最大11Mbps。電波の届く距離が長く、壁などの障害物に強い。
11a(IEEE802.11a)11b と同時期に策定。5GHzの周波数帯を使用しており、電子レンジやBluetoothといった電波の干渉が少ない。通信速度は最大54Mbps。
11g(IEEE802.11g)2003年に策定。11bと同じ2.4GHzの周波数帯を使用し、通信速度を最大54Mbpsまで高速化。対応する機器の数が多い。
11n(IEEE802.11n)2009年策定の規格。2.4GHzと5GHz の周波数帯に対応し、チャネルボンディングやMIMOといった技術により、通信速度は最大600Mbpsを実現。
11ac(IEEE802.11ac)2014年に策定された最新の規格。5GHzの周波数帯のみを用いており、帯域幅の拡大や多値化といった各種通信技術により、規格上の通信速度は6.9Gbpsに達する。


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1-3.Wi-Fiの高速化を支える技術

Wi-Fiの高速化を支える技術


2016年現在のWi-Fiでは、上記のうち最新規格である11acに対応した機器の普及が進んでいます。この11ac規格では、理論値で旧規格11nの11.5倍となる約6.93Gbps(6933Mbps)の通信速度に対応しています。これは使用する周波数の帯域幅が160MHzで、8×8 MINO技術を用いた場合の数値となります。

ここでのポイントとなる「帯域幅」と「MIMO」について簡単に説明します。周波数の帯域幅とは、よく道路の車線に例えられます。車線数が増えて道幅が広くなると一度に流れる車の数が増加するように、Wi-Fiで使用する周波数の帯域幅を従来の40MHzから80MHz、160MHzに拡大することで通信の高速化を図っています。

続いてMIMOですが、これはアンテナ技術であるMultiple-Input and Multiple-Outputの略称で「マイモ」と呼ばれています。これは意味の通り同時に複数のアンテナとデータの送受信を行えるというもの。例えば、アンテナ数が4本の場合、Wi-Fiのベース側と端末側で4本×4本のアンテナを用いることで、送受信できるデータ通信量を最大化するという仕組みです。これを4×4 MINOと呼んでおり、現在の11ac規格では同時に8本のアンテナを用いた8×8 MINOまで対応しています。加えて、アンテナから発する電波の方向を調整して、電波干渉を防いで効率を高めるビームフォーミング技術を用いて、複数のユーザーと同時接続が行えるMU-MIMO(Multi User MIMO)も用いられています。

この他、Wi-Fiの通信速度を左右する技術として「多値化」があげられます。これは電波に情報を載せられる最小の単位であるシンボル当たりの情報量を多く(多値化)することを指しており、従来の64QAM(1シンボル当たり6bit)から、11acでは256QAM(同8bit)まで対応しています。そして今後、さらに実効速度を現在の4倍以上に高めるべく、次世代Wi-Fi規格「IEEE 802.11ax」の規格策定が2018年をめどに検討されています。

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2.Wi-Fiルーターとは

2-1.インターネット接続におけるWi-Fiルーターの役割

インターネット接続におけるWi-Fiルーターの役割


こうしたさまざまな技術や規格によって成り立っているWi-Fiですが、実際に使用する際にはWi-Fiルーター(無線LANルーター)という機器が必要です。まず、家庭における一般的なインターネット接続の仕組みとして、建物に引かれた光ファイバーなどのWAN(Wide Area Network:ワイドエリアネットワーク)回線を通じて送受信される光信号が、回線終端装置(ONU)によって100BASE-TXや1000BASE-TといったLAN(Ethernet)用のデジタル信号に変換されます。このONUのポートとPCなどのデジタル機器を直接LANケーブルで接続すると、インターネットへのアクセスが可能になります。

ただし、この方法ですと、1つのWAN回線に対して1つの機器しか接続することができません。このため、複数のPCやデジタル機器からインターネット接続を行うには、複数のLANケーブルに経路を分けるルーターという機器を間に設置します。このルーターとLANケーブルの役割を無線通信で置き換えるのがWi-Fiルーターです。Wi-Fiルーターを用いることで、LANケーブルによる複雑な配線が必要なくなるといったメリットや、機器を設置する場所の制約が少なくなるといったメリットがあります。ただし、Wi-Fiで通信を行うには、親機となるWi-Fiルーターに加えて、子機となるPCなどの機器側でも、上述したIEEE 802.11シリーズの無線通信に対応している必要があります。そのため、旧型のPCなどでは、USBに接続するタイプのWi-Fi子機などが別途必要になる場合もありますが、日本国内で販売されている一般的なスマートフォンやタブレットなどのモバイル機器では、最初からWi-Fi通信用のモジュールが内蔵されているため、基本的に問題なく接続できます。

他にも、以前からWi-Fiルーターを所有していて、最近新しいスマートフォンを購入したとような場合、対応するWi-Fiの規格が完全には一致しないこともあります。例えばスマートフォン側で11ac/n/a/g/bに対応する場合でも、Wi-Fiルーター側の対応規格が11b/g/nの場合、Wi-Fi間の通信速度は両方の側で一致した規格(11b/g/n)の範囲内に制限されます。

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2-2.据え置き型やポータブル型も Wi-Fiルーターの種類


それでは、ここまで述べてきた内容に基づき、2016年現在発売されているWi-Fiルーターのうち、NTTグループのオンラインストア「NTT-X Store」で人気の製品から、いくつか特徴的なものを紹介します。

●バッファロー「Airstation WHR-1166DHP3」
バッファロー「Airstation WHR-1166DHP3」
Wi-Fi規格11acおよび11n/g/bに対応したWi-Fiルーターです。光回線などを活用して最大866Mbps(規格値)の高速通信で、大容量ファイルのダウンロードや転送、高画質映像の再生などを快適に行えます。また、MIMO技術により、複数のデータ通信経路で同時に通信を行い、データ転送速度を向上させることも可能です。対応する機器が多い11n/g規格に加え、電波干渉に強い11n/aと11ac規格を使い分けできるので、例えばTVを11n/a+11acで接続し、PCやゲーム機は11n/gで接続することで、快適なWi-Fi環境を実現できます。

この製品では、子機側の位置や距離を親機となるWi-Fiルーター側で判別し、電波を適切に送達させる「ビームフォーミング」技術を採用しています。そのため、従来のWi-Fiルーターのように距離や障害物によって生じる電波ロスを抑えて、転送速度と安定性を向上しており、家の中でスマートフォンを持ち歩く際にも役立ちます。スマートフォンやタブレットでの設定方法も簡単で、専用アプリ「QRsetup」をダウンロードし、Wi-Fiルーターに付属のQRコードを読み込むことで、接続とセキュリティ設定が行えます。

接続方法も、本体底面に記載されているSSIDと暗号化キーを入力するだけで行えます。さらに、ワンタッチ接続方式のWPSとAOSSに対応しており、スマートフォンやPCをはじめ、ゲーム機やプリンターなどさまざまなデジタル機器と簡単にWi-Fi接続ができます。さらに、家に遊びに来た友人のスマートフォンなどから、家庭内ネットワークへの接続は行わず、インターネット接続だけを許可する「ゲストポート」機能を搭載。セキュリティ面では暗号化方式WPA2に対応するなど、Wi-Fiを安全に使うための機能も備わっています。
●NETGEAR「Nighthawk X8 R8500-100JPS」
NETGEAR「Nighthawk X8 R8500-100JPS」
11n/g/bおよび11ac/n/a 規格に対応し、1つの2.4GHz帯と2つの5GHz帯の周波数が利用できるトライバンド仕様のハイスペックWi-Fiルーターです。これにより3バンド合計で5.3Gbps(規格値)の高速接続を実現。内部4本+外部4本の8本のアンテナを装備し、3バンド全てで4×4 MIMOと1024QAMによる高速通信が可能です。移動する子機に追随して電波を届け続けるビームフォーミング技術にも対応しています。

特長として、1.4GHzデュアルコアCPUを搭載しており、機器ごとにどちらの5GHz帯にWi-Fi接続するかを自動的に振り分け、パフォーマンスを最大限に引き出したり、負荷を分散したりできる「Smart Connect」機能や、別の機器で大容量ファイルをダウンロードしていても、ゲームやストリーミングなど遅延に敏感なアプリケーションの通信を自動的に優先する「Dynamic QoS」技術によって、複数の機器で快適にWi-Fi接続できます。加えて、アンテナにアンプを内蔵した「アクティブアンテナ」を搭載しており、受信した弱い電波を増幅することで、ルーターから離れた電波の弱い子機ともつながりやすく、安定した接続を実現しました。

他にも、フィルタリングレベルや時間帯、適用機器などを設定できる無料のペアレンタルコントロールサービスや、スマートフォンなどからWi-Fi経由で接続できるUSBストレージに音楽や写真、ビデオを共有するなど、家族で便利に使える機能も備えています。
●プラネックスコミュニケーションズ「ちびファイ3 MZK-DP150N」
プラネックスコミュニケーションズ「ちびファイ3 MZK-DP150N」
本体サイズ約30×45×55mmと持ち運びに便利なコンセント直挿型のトラベルWi-Fiルーター。従来のトラベルWi-FiルーターのようにUSB充電器やACアダプタは必要なく、ホテルや外出先でプラグを起こしてコンセントに挿しこみ、LANコネクターとケーブルで繋げるだけでWi-Fi環境を構築できます。
スペックについて、WAN側のLANポートは100BASE-TX/10BASE-T、Wi-Fiは11n/g/bに対応し、通信速度は最大150Mbps(規格値)となっており、上記の2機種と比べると速度面での見劣りは否めません。しかし、外出先の有線LANポートをWi-Fi化することで、スマートフォンやタブレットなどLANケーブル接続ができない機器でも、LTEや4G回線といった移動通信サービスを経由することなくインターネット接続ができるので、データ通信量などを気にする必要がなくなります。

有線LANだけでなく、WAN側、LAN側ともにWi-Fiで接続する「Wi-Fi」モードを備えています。そのため、それぞれの部屋に有線LANが引かれておらず、後述するフリーWi-Fiのみ設置されているホテルでも、あらかじめこのちびファイ3と接続設定をしておけば、機器ごとにその都度設定を行うことなく、手軽にWi-Fi接続が行えます。セキュリティ面でも、WPA/WPA2の暗号化方式に対応しており、SSIDなどの設定もシンプルなUIで行えるので、自宅以外の場所で手軽に使えるのが特長です。

この他、インターネット接続に光回線などの固定回線ではなく携帯電話事業者の移動通信ネットワークを用いたモバイルWi-Fiルーターも各種発売されています。
●NETGEAR「AirCard LTE対応 SIMフリー モバイルホットスポットAC785-100JPS」
NETGEAR「AirCard LTE対応 SIMフリー モバイルホットスポットAC785-100JPS」
ドコモのLTEおよび3Gネットワークに対応したSIMフリーのLTE/Wi-Fiルーター。Wi-Fiは802.11 b/g/nのデュアルバンドに対応しており、最大15台までの端末が同時接続できます。重さは127gと軽量で、容易に持ち運びできることに加えて、バッテリー容量は2,000mAhで、10時間の連続通信と300時間の連続待ち受けが可能です。

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3.広がる公衆WiFi、その理由と仕組み

広がる公衆WiFi、その理由と仕組み


これまでは、Wi-Fiの規格および高速化に向けた各種技術と、家庭など主に屋内の決められた場所で使用するWi-Fiルーターについて説明しました。それに対して、駅や空港をはじめとする屋外でもWi-Fiを使えるようにする取り組みが広まっています。こうした公衆Wi-Fi(公衆無線LAN)については、当初は通信速度の面から3Gなどの移動通信ネットワークを補完する位置づけとして、通信会社が提供する独自の有料サービスや、各キャリアが自社のユーザー向けに提供するサービスに限られていました。このため、それぞれのユーザーが使用できるスポットも少なく、外出先で手軽に使うことはなかなか難しかったとの印象があります。

一方、Wi-Fiを搭載したモバイル機器の普及を受け、こうしたユーザーの限定やスポットの少なさといった公衆Wi-Fiの不便さに対して、公衆Wi-Fiの設置場所を拡大し、利用するための登録方法も簡素化するといった、より多くのユーザーが広いエリアで手軽に使えるための取り組みが始まりました。こうした状況の背景として、移動通信ネットワークにおける電波の逼迫という側面があげられます。これまで3GからLTE/4Gへの移行といった通信技術の進歩と並び、スマートフォンユーザーの急速な拡大と、動画サービスなどコンテンツの大容量化も進んできました。そのための対応の一環として、公衆Wi-Fiに一部の通信量を振り分けするWi-Fiオフロードという手法を導入し、移動通信ネットワークからのトラフィック分散を図っています。一方、ここでの課題として、スマートフォンを契約するキャリアなどによって利用できるWi-Fiサービスが異なり、Wi-Fiの接続先となるアクセスポイント(SSID)が変わることで、その都度接続設定を行うといった不便さが生じる点も挙げられます。そのため、新たなWi-Fi規格であるNGH(Next Generation Hotspot)が導入されることになりました。

NGHでは、端末と接続先ネットワークが同規格に対応していれば、Wi-Fi接続に必要な情報がアクセスポイント側から送信されてやり取りが始めるため、ユーザーの端末がサービス提供エリアに入ることで自動的にWi-Fi接続に切り替わるPasspointという技術を用いています。これにより、LTE/4Gといった移動通信ネットワークから公衆Wi-Fiへの切り替えを行う際に、ユーザーが意識することなくシームレスにネットワーク接続を継続できるようになりました。

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4.無料の公衆Wi-Fi“フリーWi-Fi”はここで使える


このような技術の進歩によって、屋外でWiFiを利用する際の使い勝手も向上しており、公衆WiFiを導入するエリアは急速に拡大しています。それにつれて、ファストフード店やショッピングモールなどが無料でWiFiサービスを提供し、独自コンテンツの提供や新規ユーザーを獲得するといった、ビジネスとしての動きも活発化しています。加えて、2020年の東京オリンピック・パラリンピック開催に向け、日本を訪れる外国人旅行者(訪日外国人)が、自分の持っているスマートフォンなどから手軽にインターネット接続できるようにするための施策も合わせて、無料で使える公衆WiFiも一般化してきました。ここでは、この無料で使える公衆WiFi「フリーWiFi」の設置スポットについて、いくつかの事例を紹介します。

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4-1.カフェ、ファストフード、コンビニエンスストアなど

無料の公衆Wi-Fi“フリーWi-Fi”はここで使える(カフェなど)

●スターバックスコーヒー
店舗内で利用できるワイヤ・アンド・ワイヤレスが運用するフリーWi-Fiサービス「at_STARBUCKS_Wi2」を提供しています。利用にあたって登録は不要で、接続時に表示される利用規約に同意することで、802.11 a/b/g/nに対応したスマートフォンやタブレット、PCなどから無料でインターネットが利用できます。なお、1回のログインで連続利用できるのは1時間までとなります。

●コメダ珈琲店
2016年11月時点で、全国にある717 店舗中471 店舗でエヌ・ティ・ティ・ブロードバンドプラットフォーム(NTTBP)が運用するフリーWi-Fiサービス「Komeda_Wi-Fi」の提供を行っています。最初の接続時にメールアドレスによる利用登録を行う必要がありますが、2回目以降の接続では自動的にセキュリティ警告画面が表示された後、無料インターネットのログイン画面が表示されます。利用登録は1年間有効で、1回のログインで連続利用できるのは1時間までとなります。

●タリーズコーヒー
433店舗でワイヤ・アンド・ワイヤレスが運用するフリーWi-Fiサービス「TULLY'S Wi-Fi」の提供を行っています。スターバックスと同様、利用に際して登録は不要で、利用規約に同意した後、「インターネットに接続」ボタンをクリックするだけで無料のインターネット接続が行えます。

●PRONTO(プロント)
123店舗でNTTBPが運用するフリーWi-Fiサービス「PRONTO FREE Wi-Fi」の提供を行っています。コメダ珈琲店と同じく、初回接続時にメールアドレスによる利用登録を行う必要がありますが、同じ端末から2回目以降接続する際には登録不要で無料インターネットが利用できます。注意点としてPRONTO FREE Wi-Fiの利用時間は1回30分で、1日3回までしか接続できません。

●トドールコーヒー
公式ホームページなどでフリーWi-Fiサービスの紹介を行っておりませんが、店舗によってはワイヤ・アンド・ワイヤレスが運用する公衆Wi-Fiサービス「Wi2 300」のゲスト登録によって、無料インターネット接続が行えるようです。詳細は店舗にて確認してください。

●マクドナルド
青いサービスのロゴがある店舗にて、ソフトバンクが運営するフリーWi-Fiサービス「マクドナルド FREE Wi-Fi」の提供を行っています。利用にはメールアドレスでのアカウント登録か、Yahoo! JAPAN、Google、Facebook、TwitterのSNSアカウントでアカウント連携を認証する必要があります。1回の利用は60分までとなっています。また、このマクドナルド FREE Wi-Fiでは、Netflixの人気動画を無料で見ることができます。

●モスバーガー
2016年5月よりフリーWi-Fiサービスを開始しています。このサービスは訪日外国人へ店舗にてインターネット環境を提供する目的も兼ねており、そのため訪日外国人向け「.FREE_Wi-Fi_PASSPORT」と、国内ユーザー向け「MOS_BURGER_Free_Wi-Fi」の2種類の接続サービスが用意されています。このうちMOS_BURGER_Free_Wi-Fiについては、最初にメールアドレスによる利用者登録が必要となります。

●セブン-イレブン
セブン&アイグループ共通のフリーWi-Fiサービス「7SPOT(セブンスポット)」を提供しています。利用に際してはセブンスポット会員もしくはオムニ7会員への登録が必要です。無料のインターネット接続のほか、限定コンテンツの配信を行っています。

●ローソン
フリーWi-Fiサービス「LAWSON Free Wi-Fi」の提供を行っています。利用に際して、初回のみメールアドレスによる利用登録が必要となります。その他、訪日外国人向けフリーWi-Fi「Japan Connected-free Wi-Fi」の提供も行っています。

●ファミリーマート
フリーWi-Fiサービス「Famima_Wi-Fi」の提供を行っています。初回利用時にメールアドレスとパスワードを登録し、送信されるメール画面から本登録を行う必要があります。登録後、ブラウザから1日最大20分×3回の無料インターネット接続が行えますが、専用アプリ「ファミリーマートWi-Fi簡単ログインアプリ」からログインした場合は、1日最大60分×3回の利用が可能となっています。

上記以外にも、都内を中心にフリーWi-Fiサービスの導入を進めているカフェやファストフードも多くあります。このほか、自動販売機がWi-Fiスポットになる「FREEMOBILE」といったサービスもあり、全国各地でフリーWi-Fiを使えるスポットが拡大しています。

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4-2.公共施設、交通機関など

無料の公衆Wi-Fi“フリーWi-Fi”はここで使える(公共施設、交通機関など)


●JR東日本
駅構内に各通信会社のWi-Fiスポットを設置しておりますが、それとは別に、フリーWi-Fiサービス「JR-EAST FREE Wi-Fi」を提供しています。当初は訪日外国人へのサービスを目的として空港周辺駅や都内主要駅にのみ設置されましたが、2016年現在ではJR東日本管内の主要駅で利用できるようになりました。このJR-EAST FREE Wi-Fiは、メールアドレスを登録すれば、1回3時間と長時間の接続が何度でも行えます。

●JR東海
駅構内と新幹線車内において各通信会社のWi-Fiサービスを利用していますが、訪日外国人向けにフリーWi-Fiサービス「JR-Central Free Wi-Fi Service」を提供しています。東京駅、品川駅、新横浜駅、名古屋駅、京都駅、新大阪駅の新幹線コンコース待合室や改札口付近などでアクセスポイント「JR-Central_FREE」からメールアドレス登録を行うことで、誰でも1回30分の無料インターネット接続が何度でも行えます。

●JR西日本
訪日外国人向けにフリーWi-Fiサービス「JR-WEST Free Wi-Fi Service」を管内の34駅などで提供しています。それ以外にも、ゲストコードを入力することで対応する列車内でもフリーWi-Fiが利用できます。

●東京メトロ全駅構内と一部車両内でフリーWi-Fiサービス「Metro_Free_Wi-Fi」の提供を行っています。1回の接続時間は3時間で、ブラウザでメールアドレスを登録して利用するほか、後述するアプリ「Japan Connected-free Wi-Fi」で事前登録を行っていれば、そのまま利用できます。


●東京交通局(都営地下鉄、都営バス)

全路線で、「都営地下鉄フリーWi-Fi」/「Toei Bus Free Wi-Fi」の提供を行っています。それぞれ利用者登録することで、1回3時間の無料インターネット接続が行えます。

この他、京王電鉄や京成電鉄、東武鉄道(東京スカイツリー含む)、西武鉄道など首都圏を走る私鉄各線でも駅構内などでのフリーWi-Fiサービスを提供しています。

また、東京都内では、動物園や美術館などの公共施設をはじめ、都立公園、高尾山(ビジターセンター)といった公共エリアにおいて、無料Wi-Fiサービス「FREE Wi-Fi &TOKYO」の提供を行っています。利用方法はメールアドレスのほか、Twitter、Facebook、Google+、WeiboといったSNSアカウントから登録すれば、接続時間や回数に制限なく無料でインターネット接続が行えます。ただし、青少年保護の観点からフィルタリング機能を設けているため、一部閲覧できないWebサイトがあります。このFREE Wi-Fi &TOKYOについては、街中にある観光案内標識周辺でも利用できるなど、エリアの広さが特長です。さらに、上述の「Metro_Free_Wi-Fi」、「都営地下鉄フリーWi-Fi」、「Toei Bus Free Wi-Fi」をはじめ、新宿区、台東区、港区が独自に提供する無料Wi-Fiサービスとも連携しており、いずれかのサービスに登録していれば、スムーズに相互の再接続が行われます。

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4-3.アプリ1つでフリーWi-Fiに簡単接続!「Japan Connected-free Wi-Fi」とは?

「Japan Connected-free Wi-Fi」とは?

これまで、各種商業施設や公共施設といった多様な無料Wi-Fiサービスを紹介してきました。上記の例に見られるよう、こうしたフリーWi-Fiは拡大の一途をたどっており、訪日外国人をはじめ、日本各地を旅行するユーザーにとっては、どこでフリーWi-Fiが利用できるのか、どのように接続するのかを把握するのが難しくなっています。こうした状況を背景に、NTTBPでは、各フリーWi-Fiのエリア把握と接続を一度に行えるアプリ「Japan Connected-free Wi-Fi」の提供を行っています。

Japan Connected-free Wi-Fiアプリとは、英語、中国語(簡体字・繁体字)、韓国語、タイ語、マレー語、インドネシア語、フランス語、スペイン語、ドイツ語、イタリア語、ロシア語、日本語に対応。起動時に1度ユーザー登録するだけで、対応する全てのフリーWi-Fiを利用できます。登録期限は無期限で、サービスごとに必要な利用登録や、それぞれに異なる接続方法を確認することなく、アプリの操作だけで利用することができます。
このアプリからは、上記に記載したフリーWi-Fiスポット(一部を除く)をはじめ、日本各地の商業施設や交通機関、自治体などが設置する14万5000カ所ものフリーWi-Fiに接続できます。エリアは随時拡大しているので、詳細は公式ページから確認してください。

また、同様のサービスとして、ワイヤ・アンド・ワイヤレスが提供するアプリ「TRAVEL JAPAN Wi-Fi」がありますが、このアプリでは認証段階で訪日外国人とみなされるユーザー以外は利用できません。

この他、全国規模で利用できるフリーWi-Fiとして、自宅などのWi-Fiを部分的にメンバーと共有することで、日本をはじめ世界各地のフリーWi-Fiが利用できるという、グローバルWi-Fiコミュニティ「FON」があります。

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5.フリーWi-Fiに潜むリスクと注意点

フリーWi-Fiに潜むリスクと注意点


このように、キャリアの移動通信ネットワークと並んで、今後のデータ通信においてさらなる利用拡大が見込まれるフリーWi-Fiですが、そこには誰でも手軽に使えるという便利さとは裏腹に、落とし穴ともいえるリスクが潜んでいます。現状では、フリーWi-Fiの中にはユーザーの利便性を重視するあまり、パスワードの入力が必要な「暗号化」をしていないものが多く、セキュリティが脆弱となっています。そのため、第三者によるのぞき見や、不正なWebサイトによるなりすまし、偽のアクセスポイントを設置されるなどのリスクが生じています。

セキュリティツールを手がけるノートンの調査によると、フリーWi-Fiの利用目的として、個人用のメールやSNSの割合が高いことに加え、クレジットカード情報も含めた個人情報をやり取りしたことも挙げられています。それに伴い、フリーWi-Fiの安全性に対する懸念も高まっている反面、どのような対策を行えばよいのかわからないという結果も出ています。こうしたフリーWi-Fiにおけるリスクを避けるためには、「第三者に知られて困る情報をやり取りしない」、「不明なアクセスポイントにはアクセスしない」、「アクセス後にブラウザでSSL通信(https:~で始まるURL)かどうかを確認」といった、自らの注意に基づく対策が重要です。また、技術的な対策としてVPN(Virtual Private Network)接続を使うことも効果的です。VPNによって、誰でもアクセス可能なフリーWi-Fiにおいて、あたかも自分専用のトンネルのように仮想的なプライベートネットワークを作り、プライバシーの保護や匿名性を高めることができます。

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6.まとめ~Wi-Fiの今後~

Wi-Fiの今後は?

以上、Wi-Fiの種類や技術、Wi-Fi通信に用いるルーターや、無料でWi-Fi接続ができるスポットなどについて説明しました。Wi-Fiについては、こうした個人がインターネットに接続するための役割にとどまらず、TVなどにWi-Fi機器をつないで大画面で動画を視聴したり、カメラやプリンタとWi-Fi接続でデータを転送したりと、デジタル機器同士を直接つなげる役割も担っています。

直近では、あらゆるモノがインターネットにつながるIoT分野でWi-Fiの利用が進んでおり、エアコンや照明などインターネット接続機能を持たない家電を、Wi-Fi接続した赤外線マルチリモコンで外出先から操作する、といった製品もすでに登場しています。

Wi-Fiは今後、家庭内や観光地、商業施設といった、さまざまな場所で細やかなサービスを実現し、それらがシームレスに結びついていくスマートなネットワークとしての活用が期待されています。

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7.Wi-Fi関連Q&A

・wifiとは?
・スマホなどをWIFIのみで使えますか
・wifiルーターを利用される方について
・フリーWi-Fi、どんな場所にあったら便利?
・クラッキング(ハッキング)

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