2016.12.16
行方不明者をすぐに助けるテクノロジーを開発!小型探索機器HITOCOCO
2016.12.16

行方不明者をすぐに助けるテクノロジーを開発!小型探索機器HITOCOCO

ITライフch編集部
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ベンチャーと大企業の業務提携支援を目指すプレゼンテーションイベント「Morning Pitch」の2016年末特大版「Morning Pitch Special Edition 2016」が12月14日、東京港区の赤坂BLITZで開催。

登壇した企業の中で注目したいサービスのひとつが、山岳地帯や建物でもピンポイントに行方不明者の位置を特定できる小型探索機器「HITOCOCO(ヒトココ)」です。

ヒトココは親機と子機をセットで利用。登山での遭難や自然災害発生時などで、救助してくれる相手に自分の居場所を伝えたいときに子機が電波を発信し、親機には子機までの方向と距離が表示されます。端末ごとにID番号があり、入力するとどの親機からでも子機の捜索が可能なため、レスキューのプロである警察や消防、自衛隊などに全国で導入。親機のみ、または子機のみの購入も可能で、東京消防庁の消防救助機動部隊など、救助活動へ向かう隊員自身の身を守るための導入も進んでいます。

捜索用途だけでなく見守り機能を追加したモデルもあり、小さな子供や高齢者の位置情報把握へも活用可能。親機1台で最大126件のIDが登録できるため、福祉施設などでも利用されています。

位置情報はスマートフォンのGPS機能などでも利用できますが、「ひとの命を救うものは、やっぱり専用機器が必要だと思う」と話すのはヒトココを運営するオーセンティックジャパンの代表、久我一総氏。久我氏やヒトココの開発メンバーは元パナソニックグループの出身で、高い技術力を生かし必要な機能のみにそぎ落とした端末は重量が約20グラム、一度充電すれば約3カ月もつとのこと。

人命救助のプロから価値を認められる半面で、一般ユーザーの「いざというときに、とにかく早く救助に来てほしい」という声に応えるため、端末と連携したサービス「COCOHERI(ココヘリ)」も提供。入会すると会員証としてヒトココが無料貸与され、遭難時などは提携している全国5拠点の7台のヘリコプターが、遭難位置の把握に派遣されます。

例えば関西の山で遭難した、とコールセンターへ連絡すれば、京都の拠点から端末の電波をたどって、要救助者の真上まで約20分で到達するとのこと。ヘリコプターで直接救助するわけではなく、積雪などで要救助者を目視できない状況でも位置を正確に把握し、その場所を警察やレスキュー隊に迅速に伝達するシステム。「ベンチャーのくせに、ヘリまで用意しているのは、人命救助の常識を変えたいから」と久我氏。ココヘリは年会費3,650円で「ヒトココの子機の価格は約10,000円。既存の端末に比べれば安い値段ですが、ココヘリでは購入というハードルをさらに下げました。保険のような仕組みで価格を下げ、自分たちの収益とも両立させています」(久我氏)。

年間100万人もの子どもの行方不明者がいるといわれるアメリカや、アウトドアスポーツが盛んなヨーロッパでも需要があるとみており、今後のグローバル展開を視野に入れていることも明言していました。

◆HITOCOCO


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