2013.11.20
各MVNO SIMのプランで『上り』と『下り』の速度が異なるワケ
2013.11.20

各MVNO SIMのプランで『上り』と『下り』の速度が異なるワケ

SIM通編集部
SIM通編集部
sim通

powerd by goo Simseller

今年一年のご愛顧にお答えして!平成最後の年末感謝セール
IIJやOCN、b-mobileなど、各社のプランを見ていてふと疑問に思ったことはないでしょうか。低速通信では、上り※1下り※2とも200kbpsや150kbpsと同じ速度が表記されているのに、LTEを使った高速通信では、上りと下りの速度が違ったりしています。

例えば、『IIJmio mio高速モバイル/D』『OCN モバイル ONE』『b-mobile3G・4G Fair』では、以下の様な表記が見られます。

【IIJmio mio高速モバイル/D】
下り最大150Mbps、上り最大50Mbps
【OCN モバイル ONE】
Xiエリアの受信時最大112.5Mbps対応エリアの詳細はNTTドコモのホームページでご確認ください。その他のXiエリアでは受信時最大37.5Mbps/送信時最大12.5Mbpsとなります。
【b-mobile3G・4G Fair】
ベストエフォートのサービスですので、速度表示はしておりません。利用されるネットワークはドコモXi網または、ドコモFOMA網です。通信速度はご利用いただく通信端末や環境に依存します。

各社まちまちではありますが、OCNとb-mobileは「NTTドコモ」のネットワークだからだよ、と書いてありますね。
要は、MVNO各社はNTTドコモのXi(LTE)/FOMA(3G)ネットワークを使ってサービスを提供しているので、その速度をそのままお伝えしていますよということなのでした。

さて、肝心のドコモのXiネットワーク速度はというと、以下のようになっていました。

Xi(LTE)の通信速度提供開始時期 受信時最大伝送速度送信時最大伝送速度2010年12月75Mbps25Mbps2012年11月100Mbps37.5Mbps2013年3月112.5Mbps37.5Mbps2013年10月150Mbps50Mbps
元となるXi自体に上りと下りで速度差があったんですね。
また、IIJmioとOCNで表記が違うのも理由がありました。表を見て分かるように、150Mbps/50MbpsでのXiサービスが始まったのはこの10月からで、まだまだ対応エリアが少ない状態です。サービスの浸透具合などなどを判断して、両社の表記は違っているのだと思われます。

では、そもそもなんでXiには上りと下りの速度差があるのでしょう?
無線通信でデータをやり取りするということは、膨大な情報を電波に乗せるということです。つまりそれだけ電波が必要になるということですね。
ドコモのLTEでは、上りと下りで少し異なる周波数の電波を使ってデータのやり取りをしているのですが、それぞれに大きなデータを乗せようとすると両方とも周波数の帯域をたくさん使うことになってしまいます。
限りある電波を有効に使うためには、ユーザーがより多く使う下りを高速にするために大きくとり、あまり使わない上りを小さく(遅めに)している、という形になっているわけです。

低速な通信であるFOMAでは、受信も送信も同じ分だけ重要ですから「受信時最大384kbps/送信時最大384kbps」と、上りも下りも同じ速度になっています。IIJmioやOCNの低速通信が上下とも200kbpsなのも、これを利用しているからなんですね。

※1 上り…ネット上にデータを送る(アップロードする)こと。
  利用シーン例)facebookに画像を投稿、メール送信

※2 下り…ネットからデータをダウンロードすること。
  利用シーン例)添付ファイルのダウンロード、動画視聴、サイトを開く
今年一年のご愛顧にお答えして!平成最後の年末感謝セール

関連キーワード