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DTIは個人向けインターネットプロバイダの老舗中の老舗で、以前から情報リテラシーが高めの層の間ではひそかに人気がありました。というのも、ダイヤルアップ時代は「つながるかつながらないか」が何より重要で、そのなかでもDTIはつながりやすいことで知られていました。「誰でも情報発信できる仕組み」「誰でも情報サービスを始められる仕組み」を理念に技術開発に力を入れ、利用者が納得するような環境を提供することに邁進。入会に制限を設けたり、会員に積極的に情報を公開したりするなど、“開けたプロバイダ”としても好評だったようです。
MVNOに注目が集まる時代となり、再び「つながるかつながらないか」の問題が出てきました。一般的に「速度が遅くなる」といわれる時間帯は、おおよそ7時~9時、12時~14時、17時~19時、21時~23時で、ちょうど通勤・通学ラッシュ、昼休み、帰宅ラッシュに該当します。MVNOはキャリアの無線通信インフラを借りてサービスを提供しており、DTIのようにドコモ回線を使用しているMVNOはすべてドコモの基地局を使用しています。したがって、契約しているMVNOが異なっても基地局が同じであれば、一度にアクセスが集中すると通信が遅くなることに。
ドコモをはじめとするキャリアが設備増強を実施しないことには全体の収容数も上がりませんが、MVNOならではの速度低下の原因もあります。一般的にスマートフォンなどの通信端末が基地局にアクセスするとキャリアとMVNOは相互接続を行い、契約するMVNOネットワークを利用してインターネットにアクセスしています。MVNOはこの相互接続区間の帯域を購入しており、量に応じた接続料をキャリアに支払う仕組みです。そのため、ユーザトラフィックに対し購入した相互接続区間の帯域量が少ないとなれば送れないパケットが出てきてしまい、通信速度が低下してしまうということが起きうるのです。これはMVNO固有の問題です。
こうした背景を受け、DTIでは実効速度メーターを当日と1週間分それぞれウェブサイトで公開するなど、顧客への情報開示に努めています。
今回、DTI SIMより登場した3GBプランは、1GBプランよりGB当たり料金はずっとお得で、5GBプランほど月額料金もかからないという絶妙な容量と料金の設定となっています。
3GBでどのくらいのことができるのか調べてみました。
(SIM通編集部調べ)
次に具体的なモデルケースを見てみましょう。毎日、中画質動画10分視聴(35MB)し、SNSタイムライン10回閲覧(1MB)、写真4枚投稿(8MB)、ゲーム5回(15MB)、ウェブサイト20ページ閲覧(6MB)したとしても、1ヶ月で1.95GB。1GBだと足りないけれど5GBまでは必要ないし、2GBプランだと、ちょっと多く使ってしまった月には足りなくなりそうで気後れしてし まいそうです。DTIでは1GBプランで2GB増量キャンペーンを実施した際、非常に好評だったこともあり、3GBプランリリースにつながったとのことです。
DTIでは3GB対応プラン提供開始に伴い、専用ページから対象プランを申し込んだ先着5,000名に最大で半年間 DTI SIMを無料で利用できるお試しキャンペーンを開始しました。SIMフリーデビューはもちろんのこと、アクセスが集中する時間でもつながりやすいか試してみるなどもできそうです。
【キャンペーン期間】2015 年12 月18 日~2016 年1 月31 日 2016年2月29日※2016年1月13日、期間延長を発表
【キャンペーン対象プラン】・DTI SIM データプラン 3GB 利用開始月か ら最大6ヶ月間月額無料・DTI SIM データSMS プラン 3GB 利用開始月から最大6ヶ月間月額無料・DTI SIM 音声プラン 3GB 利用開始月から最大2ヶ月間月額無料
【対象】「DTI SIM」未契約者
DTI SIMキャンペーン詳細・申込
※本文中の価格はすべて税込
(文:SIM通編集部)
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