2017.3.27
ビーコン搭載マタニティーマークで妊婦への気遣いを“スマート”に「SMART MATERNITY MARK」ベンチャー発の注目サービス
2017.3.27

ビーコン搭載マタニティーマークで妊婦への気遣いを“スマート”に「SMART MATERNITY MARK」ベンチャー発の注目サービス

フィナンシェ西沢
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BtoCサービスを手がけるベンチャーやスタートアップの応援プラットフォーム、sproutが手がけるプレゼンテーションイベント「sprout」の第16回がこのほど、東京・渋谷のCIRCUS Tokyoで開かれました。登壇した5サービスから、要注目のサービスを紹介します。

sproutは「渋谷発」をキーワードに、潜在顧客であるオーディエンスに登壇者の“ファン”になってもらい渋谷の起業カルチャーを盛り上げることも目的のひとつとして開催しています。プロジェクトチーム「Team mined」が開発したのは、IoTの活用で妊婦をとりまく環境のストレスを軽減する「SMART MATERNITY MARK」です。

SMART MATERNITY MARKは、女性が妊娠中であることを周知し互いに気遣うための存在のはずが賛否の議論になってしまうことも多いマタニティーマークを、“スマート”に使用するためのデバイスとアプリ。Googleが主催した、世界をもっと便利にするためのアイデアを募集、実現を目指すプロジェクト「Android Experiments OBJECT」でグランプリのひとつにも選ばれています。

デバイスにはビーコンが搭載されており、所持している妊婦のユーザーが電車内での体調悪化などで、周囲へ助けを求めたい時に使用すると、半径2メートルの範囲にある対応アプリへプッシュ通知。アプリの所有ユーザーが席の譲渡などへ同意するとデバイスが光り、他の乗客に知られることなくユーザー間だけで意思の疎通をはかることができます。

開発したのは、プロジェクトチーム「Team mined」。リーダーのタキザワケイタ氏によると、妊婦へのリサーチの中で「車内ではスマートフォンを見ていてマタニティーマークに気づかない」「マタニティーマークにまつわるネガティブ情報を、妊婦が危惧している」の2つを課題に設定。スマホ画面への通知されるため、周りが見てない状況でも妊婦の存在を知ることが可能。また従来のマタニティーマークとは大幅に異なる外見へデザインし、マークの使用に抵抗を感じている妊婦の心理的ハードルを下げることを目指したとのこと。

デバイスとアプリ間のマッチングがちゃんと機能するか、鉄道博物館(さいたま市)で実証実験も実施済み。来場者177人を対象に、仕組みは明かさずに優先席へ座ってもらって実験した結果、アプリへのプッシュ通知だけで半数が既存のマタニティーマークに気づき、SMART MATERNITY MARKが光るとほぼ全員が妊婦の存在に気づいたそう。

想定しているユーザー層は、妊娠初期でお腹の大きさは目立たなくても、通勤などで満員電車を利用せざるを得ない女性。タキザワ氏は内閣府などが掲げる働く女性の活躍推進の動きなど例に挙げ「ひとりの女性が実際にデバイスの利用する期間は多分半年ほど。基本的には購入ではなくレンタルで、福利厚生の一環として企業から社員に貸し出すような形で普及できるよう、話をすすめている」と明かしています。

対応アプリの所有ユーザー数の増加には、SDK(ソフトウエア開発キット)の活用も示唆。電車内などで起動することの多いニュースやゲームアプリにSDKで組み込むことで、デバイスからのプッシュ通知が受け取れるよう働きかけている最中だそう。「まだ名前は控えるが、大きく普及しているチャットアプリへのSDKの話もある。すでにダウンロードされているアプリと一緒にやればユーザー数も確保できると思っている」(タキザワ氏)

今後は、過去の統計データから座りやすい路線を検索できる機能や、緊急時にはぎゅっと握るとあらかじめ設定した相手に連絡がいく機能などを予定しているとのこと。

また、SMART MATERNITY MARKは女性が直面する問題の解決を目指すGoogleのプロジェクト「Women will」に投稿中。応援の意思を示すクリックを募集しています。


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