2017.4.7
フォーブス「日本長者番付 2017」 ソフトバンク孫正義氏が首位奪取、テクノロジー業界好調
2017.4.7

フォーブス「日本長者番付 2017」 ソフトバンク孫正義氏が首位奪取、テクノロジー業界好調

ITライフch編集部
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フォーブスは4月6日、恒例の「日本長者番付」を発表し、昨年2位だったソフトバンクグループ社長、孫正義氏が首位を奪取。名前が挙がった富豪の4分の3近くが2016年から保有資産を増やし、中でも通信、テクノロジー、ゲームの3業界が好調でした。

2016年の日本経済は低調な回復傾向にとどまりましたが株式市場は活況をみせ、日経平均株価は2017年3月末までの1年間で13%上昇。富豪たちの資産増加につながりました。

2017年の番付では、昨年2位だった孫氏が資産総額を204億ドル(約2兆2640億円)に増やし、首位に返り咲きました。孫氏は昨年12月、米大統領選で勝利したドナルド・トランプ氏と会談し、ソフトバンク株はこれを受け急騰。昨年からの資産増加額は番付内で最高の55億ドル(約6110億円)とのこと。

昨年トップだったファーストリテイリング会長兼社長の柳井正氏は、保有資産額を昨年の163億ドルから164億ドル(約1兆8200億円)へとわずかに増やしたものの2位。ユニクロの親会社であるファーストリテイリングは米国での業績不振を受けてアジア地域での事業拡大に力を入れ、2020年までに売上高3兆円を目指しています。3位を維持したのは、サントリーホールディングス会長の佐治信忠氏。資産総額は132億ドル(約1兆4650億円)で、昨年の117億ドルから上昇した。推定資産額には家族が保有するサントリー株も含まれています。

4位のキーエンス創業者、滝崎武光氏は、資産増加額では孫氏に次ぐ2位。総資産は昨年比42億ドル増の125億ドル(約1兆3880億円)。センサーを製造するキーエンスは、海外向けの売り上げを拡大させており、海外売上高の割合は全体の50%に達しています。その他に資産増加幅が大きかった顔触れでは、パチンコメーカーのユニバーサルエンターテインメント会長、岡田和生氏(18位、資産22億ドル)。同社の売上高は2016年12月までの9カ月間で50%近く増加し、株価の上昇で同氏の年間資産増加率は69%に達しています。

コナミホールディングスの創業者で会長の上月景正氏(34位、資産11億8000万ドル)は、同社株の急騰により、2014年以来3年ぶりに保有資産10億ドル以上の富豪「ビリオネア」の仲間入り。コナミはサッカーや野球、トレーディングカード「遊戯王」のモバイルゲームが成功を収め、株価は1年で64%上昇しています。日本電産の創業者で会長兼社長の永守重信氏(12位、資産35億ドル)も、同社株の30%近い上昇により資産額が昨年から8億ドル増加。ハードディスクドライブ(HDD)用モーターを製造する同社は、M&A(合併・買収)などを通じ、2021年までに売り上げをほぼ倍の2兆円に増やす計画を発表しています。

人材派遣大手テンプホールディングスの創業者、篠原欣子氏は、同社株の30%上昇により日本初の“たたき上げ女性ビリオネア”となり、資産11億ドルで37位。2017年唯一の新顔が、襟川洋一、恵子夫妻(40位、資産10億4000万ドル)で、創業したゲーム開発会社コーエーテクモホールディングスの株価は収益拡大に伴い1年で22%上昇しています。

番付から姿を消した面々は、クックパッド創業者の佐野陽光氏やプロミス創業者の神内良一氏。取締役会の内紛が起きたクックパッドの株価は1年で50%近く下落。神内氏は、プロミス経営で得た数百億円規模の私財を北海道で設立した農業生産法人「神内ファーム21」に投じています。

今回の長者番付での最低資産額は7億ドルで、昨年の7億5000万ドルから減少。日本長者番付2017の上位10人は以下の通り(金額は保有資産額)。

順位氏名資産総額
1位孫 正義204億ドル
(約2兆2640億円)
2位柳井 正164億ドル
(約1兆8200億円)
3位佐治信忠132億ドル
(約1兆4650億円)
4位滝崎武光125億ドル
(約1兆3880億円)
5位三木谷浩史61億ドル
(約6770億円)
6位高原慶一朗45億ドル
(約5000億円)
7位森 章44億ドル
(約4880億円)
8位毒島邦雄42億ドル
(約4660億円)
9位伊藤雅俊37億ドル
(約4110億円)
10位三木正浩36億5000万ドル
(約4050億円)

ランキングは本人から入手した情報に加え、証券取引所やアナリスト、民間データベース、政府機関から得た情報などを基に作成。それぞれの資産額は、2017年3月24日時点の株価と為替レート(1ドル=111円)に基づいています。非公開会社の価値は類似の公開会社と財務比率などを比較して算出。

上位50人の全リストは、forbesjapan.com特設サイトと雑誌「Forbes JAPAN」7月号(5月25日発売)に掲載されます。

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