2017.5.24
自販機が担う地域の安全 情報通信研究機構とアサヒ飲料がIoT対応「見守り自販機」実証実験
2017.5.24

自販機が担う地域の安全 情報通信研究機構とアサヒ飲料がIoT対応「見守り自販機」実証実験

ITライフch編集部
ITライフch編集部
sim通

powerd by goo Simseller

詳細を見る
国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)ソーシャルイノベーション推進研究室は、アサヒ飲料株式会社と共同で、「見守り」「交通安全」「観光」等のリアルタイムな地域情報をマルチホップ中継しながら発信もできる(“つぶやく”)IoT対応「見守り自販機」の実証実験を、墨田区を中心としたエリアで6月から順次実施します。

NICTでは、少子高齢化対策や地域活性化など、安心、安全、便利に関わる様々な公共性の高い社会課題の一解決手段として、無線を使う新たなIoTサービスの創出と迅速な普及を目的とした実証的研究開発を推進しています。しかし、実際にIoT無線サービスを迅速に地域に普及させるためには、無線拠点の場所確保と時間やコスト増加が課題となっていました。

こうしたことを背景に、2016年度にビーコン通信型地域IoT無線サービスプラットフォームを開発。今回、アサヒ飲料(株)の協力を得ることで、実際の自動販売機拠点を活用した地域IoT無線ネットワークの構築とフィールド実証実験が可能になりました。街の自動販売機を利用することにより時間やコストの問題を解決、リアルタイムでの情報共有を可能とする地域インフラになると期待されます。
 
基礎実証実験では、1台のIoT無線ルータが受信したセンサー情報が他の98台のIoT無線ルータ全てに転送される動作(同報動作)を確認しました。また、飲料自動販売機及び飲料補充車両・タクシーにIoT無線ルータを設置。これらで構成されるIoT無線サービスエリアで、業務をし“ながら見守り”や“子供飛び出し(交通安全)”に関わる注意喚起サービス、タクシー事業者のための乗客発見支援サービス等の実用性を検証しました。

今後はアサヒ飲料と共同で、墨田区を中心に、より広くIoT対応自動販売機の試験展開を進めます。飲料自動販売機を活用した地域IoT基盤が創造する新たな価値とサービスの検討を行い、実証実験を実施する予定です。

さらに、2020年開催の東京オリンピック・パラリンピックに向けて多くの外国人観光客を迎えるに当たり、リアルタイムな観光情報を配信する新たなIoT無線サービスの創出も期待されています。

【関連記事】
防犯や見守り、料理にエンタメ… スマートホームで実現するのはどんなライフスタイル?

詳細を見る

関連キーワード