2017.6.6
IoTってなに?ユビキタス、IoT、スマート社会 暮らしはどう変わる?
2017.6.6

IoTってなに?ユビキタス、IoT、スマート社会 暮らしはどう変わる?

智子
智子
sim通

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nova3
「IoT」と言う言葉を聞いたことがありますか?「聞き飽きた」というかたがいる一方「あんまり聞いたことがない」というかたもいるかもしれません。IoTはこれからの生活の基盤となるものです。

■ユビキタスからIoTへ


「IoT」は「アイ・オー・ティー」と読みます。「Internet of Things」の略で、日本語では「モノのインターネット」といわれます。
 
1991年に「ユビキタス」という言葉が初めて研究論文に登場し、それ以降ひんぱんに使われていました。「ユビキタス」とはラテン語で「どこにでもある」という意味です。情報通信機器を通じた情報のやりとりから一歩進んで、電化製品や洋服、食料品など、身のまわりのものからネットワークにつながる技術が開発され、どこにいても、いつでも、どんなものからでもネットワークにつながることを「ユビキタスネットワーク」あるいは「ユビキタスネットワーク社会」と呼んでいました。

ユビキタスネットワークが実現すれば、たとえば洗濯物を洗濯機に入れるだけで最適な方法で洗濯してくれたり、冷蔵庫の中身を冷蔵庫が知らせてくれたり、生活がより便利で快適になると期待されていました。

ユビキタスネットワークが実現した社会は、まるで夢のように思われていましたが、技術の急速な発展とともに、いまや現実のほうが追い越そうとしています。モノはパソコンやスマホなどのデバイスを通じてインターネットにつながっていましたが、モノ自体が無線通信によってインターネットの一部を構成するようになってきました。そのため、現在ではユビキタスネットワークという言葉よりも、モノのインターネット、IoTという言葉が使われるようになったのです。
 
IoT社会では、自動車、家電、ロボット、などあらゆるモノがインターネットにつながり、情報がやりとりされます。そのため、製品を販売するだけではなく、サービスの販売も重要視されるようになります。2020年までに、それはなんと530億個にものぼると試算されています。それでも、膨大なモノが存在する世の中にあって、これはまだまだわずかな数なのだそうです。

総務省「ユビキタスからIoTへ」

IoTの普及で、技術も変わってきます。IoTに必要な「センシング(計測、把握)」「ネットワーキング(接続、収集)」「アナリシス(分析、評価)」「フィードバック(指示、制御)」に関する分野がこれまで以上に重要になり、これらの技術を持った人が今後さらに求められるでしょう。


■国が進める「スマート社会」の推進


2016年から、政府の第5期科学技術基本計画がスタートしています。これは、5年おきに方針が決まる日本の科学技術の振興に関する計画で、研究開発投資額は5年間で26兆円の予定です。5期のポイントは、ICTの活用です。また、「超スマート社会」(Society 5.0)の実現も掲げられています。「超スマート社会」とは「必要なモノ・サービスのユビキタス化によって、活き活きと快適に暮らすことのできる社会」です。

経済産業省「第5期科学技術基本計画の検討に向けた主な論点についての関連資料」

超スマート社会を実現するための基盤技術として、セキュリティ、アルゴリズム、ビッグデータ、AI(人工知能)などのソフトウェア技術及び、IoTやロボットなどのハードウェア技術の動向が注目されています。つまり、現在は国を挙げてIoT社会の実現に向けて動いているのです。


■まだまだ変わってゆく私たちの生活


ボタンひとつで必要なものが届くAmazonのAmazon Dash Button、スマホで遠隔操作ができるエアコンや電子レンジなど、夢のような世界はもう実現しつつあります。

ドラえもんのひみつ道具に「なくしもの取り寄せ機」という、頭につけてなくしたものを思い浮かべると、なんでも取り寄せてくれる機械があります。けれども、すでに現在なくしたものの場所をすぐ調べられるしくみが開発されています。

また、便利さに加えて、コミュニケーションも変わります。IoT社会では、音声や映像をこれまでとは異なる形で届けることが可能になりますし、異なる言語を用いる人とのやりとりも簡単になります。IoT技術を使って子どもや高齢のかたなどの見守りサービスも徐々に広がっています。

今後、さらなる技術の発展で、わたしたちの生活はどう変わっていくのでしょうか。「あんなこと、こんなこと、できたらいいな」が現実になる--そんな未来について一度じっくり考えてみてもよいかもしれません。

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