2017.6.22
からだにつけるコンピューター ウェアラブルデバイスってどんなもの?
2017.6.22

からだにつけるコンピューター ウェアラブルデバイスってどんなもの?

智子
智子
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未来の機器だと思っていたウェアラブルデバイス(ウェアラブル端末)ですが、最近では、家電量販店にウェアラブルカメラのコーナーが作られるなど、あっという間に広がりつつあります。とはいえ、まだ使ったことがないかたや、そもそもどんなものなのかを知らないかたもまだまだたくさん。そこで、あらためてウェアラブルデバイスにはどのようなものがあるのか、どんなことができるのかをお伝えします。


■Apple Watchが代表的 ウェアラブルデバイスはいま


ウェアラブルデバイスとは、身につけて使用する「携帯情報端末」の総称です。メガネ型、腕時計、リストバンド型、ヘッドセット、ネックレスなど、形はさまざまです。共通しているのは、身につけられるように軽量・コンパクトであるということと、いろいろな情報を得られる情報端末であるということです。

ウェアラブルデバイスとして、いちばんよく知られているものは、アップルが販売している「Apple Watch」でしょう。Apple Watchは、2015年4月発売された腕時計型ウェアラブルコンピュータです。腕時計型ウェアラブルコンピュータは「スマートウォッチ」と呼ばれることもあります。Apple WatchはiPhoneと連携させると、メールやニュースのチェック、電話をかける、SNSなどをアプリで利用できるなど、たくさんの機能を持っています。

メガネ型のウェアラブルデバイスはスマートグラスと呼ばれ、メガネをかけて実際の風景を見ながら文字や映像の情報を得られるなどのメリットがあります。また、まばたきだけで機器を操作できるものも作られています。スマートグラスはグーグルがGoogle Glassを2013年にアメリカで発売しましたが、盗撮に使われる危険性などがクリアできず、2015年には販売が中止になりました。

このように、ウェアラブルデバイスには解決しなくてはならない問題もありますが、使用することによって広がる可能性への期待は高まっています。


■ウェアラブルデバイスがインターネットを空気にする?


平成27年版の「情報通信白書」では、ICT端末を「持ち歩く」ものから「身に着ける」ものへと発展させる可能性をウェアラブルデバイスが持つとしています。さらに、スマートフォンの普及によって完成したインターネットのモバイル化をウェアラブルデバイスがさらに推し進め、人々が意識せず当然のこととしてネットワークに接続する「インターネットの空気化」とでも呼ぶべき事態を実現していくのではないかと予想されています。

平成27年版情報通信白書「ICTの過去・現在・未来」第1節 ICT端末の新形態

このように、ウェアラブルデバイスが生活に浸透する中で、実際にどのような使い方ができるのでしょうか。

リストバンド型では、腕に装着することによって心拍数などの身体の調子を測ったり、歩数を計測したりして運動量やそこから消費カロリーを算出し、健康のために必要な情報を得ることができます。また、スマートグラスを身に着ければ、手を使わずに作業できるため、作業効率化のためにいろいろな職場での活用が検討されています。


■行政も後押し 健康や働き方を変えるためのツールに


企業などによる個々の動き以外にも、ウェアラブルデバイスを活用する動きが広がっています。

経済産業省は、平成27年度の補正予算で、IoT機器や健康情報を活用した健康改善の取組の普及を図るため、「ヘルスケア・データ・コミュニティ」を設立することを決めました。

ヘルスケア・データ・コミュニティでは、課題の抽出やノウハウの共有、健康情報を活用するための本人同意取得のあり方、健康情報を格納する共通データベースの構築やそのデータ形式(データ交換規約)の検討等を進め、コミュニティの基盤整備を行っています。2017年以降には、IoT機器や健康情報を活用した健康改善の取組の普及を図る予定で、共通データベースの分析等を行って、ヘルスケアサービスの確立を目指すとのことです。

経済産業省:IoT・健康情報を活用して糖尿病の改善を目指す実証事業を開始し、「ヘルスケア・データ・コミュニティ」を設立します

また、同じく経済産業省の働き方改革に係る懇談会(2017年3月28日)では、副業・フリーランスなど「多様で柔軟な働き方」が進む中、ウェアラブルデバイス等のITを活用した「生産性向上」や「健康確保」などを実践している企業と最先端のITやAI、ビッグデータを駆使した技術・サービス開発の状況などについて意見交換が行われました。

経済産業省:ウェアラブル等のITを活用した働き方改革に係る懇談会を開催しました


このように、ウェアラブルデバイスはまだ議論が行われている段階ですが、スマートウォッチなど、手軽なものから普及が進んでいます。普段の生活のどのようなシーンにウェアラブルデバイスが登場するのか、まだまだ想像の域を出ないかもしれませんが、気がつけば身体のどこかにウェアラブルデバイスが自然に装着され、欠かせないものになっている毎日は、そんなに遠くないのかもしれません。

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